だいぶ前のことになりますが。
熊本県の五木村にツーリングに行った時のこと。
昼食休憩でゆっくりした【子守歌の里五木】から、人吉市の手前の相良村までは、山間部を通る一車線の道が続いているんですね。
10数台で走り出した集団だったけれど、自分たちは少し間隔をあけてバイクを走らせていました。
自分の前で、エボエンジンのヘリティジ・ソフティルクラシックを走らせているのは、御年80歳台半ばの大先輩。
無理しないようにゆっくりと走っているので、集団との間隔が少しずつ開いていきます。
私の20mくらい前を、エボエンジンとフィッシュテールマフラーの組み合わせて、気持ちの良い排気音を響かせて走らせていたのでしたが。
100mほど先が右カーブしている直線路で、左側は雑木林、右は畑があるのだけど、小さな土手で畑は隠れています。
と、突然、土手の切れ目から道路に鹿が飛び出してきて、あっという間にバイクのフロントに激突。
もちろん、バイクも鹿もその場で転倒。 でも、驚いたことに、大先輩はコケもせずにピンピンしています。
こちらに背を向けている、バックプリント・ジャンパーが、その大先輩なんです。
鹿が相手の事故では、保険も下りない!と笑ってました。😆
90歳まで、元気でバイクに乗っていた、真似出来そうもないバイク乗りの大先輩でした。
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