故障が多い自分にとって、「体を守る」、「機能性」を両立できる装備は大切です。
その代表格はインソールです。
スキーブーツにはシダス社の熱成型インソールを愛用してきました。
スキーブーツを数年前にチェンジした時、標準インソールのまま滑ってみたら「こんなにヘタだった?」と首をかしげざるをえないほど荷重ポイントが安定しなかったのですが、シダスへチェンジしたら、驚くほど安定し、インソールの大切さをあらためて実感しました。
足底筋膜炎、疲労骨折などフルを走る度に足を痛めた自分にとってマラソンでもインソールは大切なアイテムとなりました。
スポーツドクターとしてモンテディオ山形のJ1昇格を支えたO医師の診断に基づいてオーダー成型インソールを製作し、レース用として愛用してきました。
練習用としては、ソフソール社の熱成型インソール(オーブンで熱し、自分の足に合わせて成型する)を使ってきました。
2013年のもてぎサーキット(ハーフ)では成型インソールを忘れていったため、仕方なく標準インソールで走ったら水捌けのため常に左右どちらかに傾いているサーキット路面からダメージを受けまともに走れずにあらためてインソールの大切さを実感しました。
ですが、レース用のオーダー品は年月が経ちスポンジゴム部分がヘタってきて、2014仙台国際ハーフでは当たりが強くなった箇所に肉刺ができる原因になりました。
また、トレイルランニングでは上りで脚力を使うことから厚みのある熱可塑性樹脂を使っていて重い成型インソールは適しませんし、製作してくれた義肢等を造る技術者の方からは熱可塑性樹脂、スポンジ、人工皮革を接着剤で貼り合わせているため、基本は「水濡れ厳禁」と注意を受けていたので、雨や渡河で濡れることが必須のトレイルランニングには使えません。
そこでいろいろと調べた結果、
トレイルランニング界の第一人者といってよい石川弘樹さんも使っているスーパーフィートを買ってみることに
どうせならと最新かつ最軽量の「カーボン」を購入
年明けの3時間耐久で試し、姫路城でレースデビューを飾ったわけですが、軽く反発も得られていい感じで、サブフォー達成の原動力となりました。
スキーでもランでもインソールは大事というお話でした