もう10年以上前の事だと思う。 高幡不動の骨董市でこの刃物を手に入れた。確か500円程度だったはずだ。 しかしこれは何に使った物かはっきりしない。畳の縁を切り落とす包丁ではないかとも思うが想像の域を出ない。 右勝手の片刃で薄い鋼が貼り付けてある。 握り柄には扇型の焼印が押してある。 買った時は刃を短冊状に切り分けて小鉋でも作ろうと思ったが、良く見ると面白い形をしており良い刃なのでそのまま保管して置いた。 恐らく使うことも有るまいからコレクションの一部として保存しよう。
この鉈は東郷神社骨董市で手に入れた。 高かった。もう忘れたが2万円ほどしたと思う。 これが下駄屋の使う鉈と知っていたのは、毎日新聞社の発行する毎日グラフに載った道具類の写真を集めた道具曼荼羅の本を見ていたからだ。 以前も骨董市に出ていたが高くて手が出せなかった。 とにかく刃の中頃が厚くがっちりした作りだ。 形は以前に写真に有った物と少し違う様な気もする。 使いようも無いので 刃の部分に保護板を当て そのまま仕舞ってある。 何か機会があれば出して披露したい。 まあそう言う機会は無いかも知れないが。 桐の丸太を打ち割った物だろうか。 使い方も想像できない。 今は下駄を履く機会も無いが私が小さい頃は 良く履いていた。
私が木工に興味を持ち 少しつつ道具を買い揃えようと考えていた30年以上前の話になるが、手頃な玄翁が欲しいと思い、府中にある大和屋道具店で買った物だ。六角玄翁225gの物で、柄は無く頭のみ売っていた。 店の棚に紙に包まれて大切に保管されていた。 なにやら彫り物が有り それは龍をイメージしたのかも知れないが、失礼かもしれないが、私にはモグラの様に見えた。 もう少し上手い彫りは出来ない物かと思ったが我慢して買った。 考えるに玄翁の機能には全く関係ない職人の遊びだし、彫りが有る事で多少は高く売ろうという魂胆だろう。まあいいかなと思った。 柄を別に買い自分で挿げた。 しばらくすると木が乾燥してやせてきたので木で作った楔を打ち直して固く固定した。 今も大切に使っている。
まあ正直余り使う機会も無いのだが。
まあ正直余り使う機会も無いのだが。