これは5年ぐらい前になるかな。 高幡不動骨董市で手に入れた。 かなり錆びた金鎚だ。 柄は丸棒で細い。 だからしっかり握り力が入るのかも知れない。ゴルフのクラブの握り部分よりは更に細い。 これは鍛冶屋がどう言う場面で使った物だろうか。 一度鍛冶屋の見学をしたい物だ。 こんな錆びたごつい物を買う人が居るのかなと思うがこんな物でも売れるらしい。 鉄物の良さを理解した人が買うのだろう。
これは2年ほど前、多分2006年頃だと思うが、大和骨董市で手に入れた。2千円位したと思う。 少し高かった。 柄は黒檀らしく黒い材木だが、突き鑿なのに金槌で頭をたたいたらしい。 柄の一部が裂けてなくなってしまった。 だからもう少し安くしても良いはずだ。 業者は良い物だからと譲らない。 仕方なく言い値で買い、自分で修理した。 鉋で裂けた部分を平らに削り、樫の木片を貼り付ける。 接着だけでは衝撃に弱いので、竹釘で固定した。 接着後鉋で丸く削り形を整えた。 従って柄を見ると黒と黄色のまだらになっている。 薄のみの突き鑿で切れそうな感じがするが未だ使っていない。 銘を見ると何と刻印してあるのか判読出来ない。 誠に残念だ。
これは何時何処で買った物か忘れてしまった。 全国古民具骨董市だったかも知れない。 いずれにしても忘れるくらい古い話だ。 私がまだ小学一年生の頃、私の父親の実家でこれを使っているのを見た。 それは米を干して干し上がった物を米俵に詰める。 詰め終わると蓋をするが それがさん俵と言い藁で出来ていた。その蓋を藁縄で米俵に縫い付けていた。 縫い付け終わると藁縄をこの鋸で切ったのだ。 記憶は曖昧だが確かそんな使い方の道具だ。 刃の部分はギザギザした鋸状になっておりこれで切る。 先端部分の曲がりは縄を引っ掛けて手繰り寄せる為の物だと思う。 柄には山三と焼印がある。 これが私の苗字と一致していて面白い。