大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0035 二枚刃平鉋 銘 松栄

2009-02-13 21:36:26 | Weblog
この鉋入手の経緯不明。 かなり前から持っていた。しかし刃は使い込まれておりもう使えない。 裏刃には芳春と銘があり、朋裏ではない。 台には東京と瓢箪が刻印されている。 これは東京鉋なのだろうか。わりと分厚い刃だ。松栄と長寿繁栄を意味する銘を付けているのは面白い。台を見るとそんなに古い物では無いようだ。 
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0113 二枚刃平鉋 銘 秀雄

2009-02-13 21:24:37 | Weblog
これも高幡不動骨董市で手に入れた。千円くらいしたはずだ。 銘は秀雄となっており、左脇下に小さく石堂倅と刻印がある。 石堂輝秀なら知ってる東京の有名な鍛冶屋だ。さてその倅だろうか。 そう思いながら買ってみた。 しかし全く切れない。 刃に焼入れが良くないのかなまくらだ。 殆ど使った形跡は無く、少し使い込めば良くなる可能性も有るが、恐らく駄目だろう。仮に練習用に作ったとしても市場に出るとは思えない。 変な物を掴まされたのかも知れない。まあ台が流用できるしこの価格なら腹も立たない。 

その後暇な時に鉋を仕立て直した。 刃の角度が良くないのでもう少し立てた。 刃を研ぎ直して裏刃を付けて 台を直した。 これで杉の板も削れたので 一応評価を見直しだ。研いだ感触は合金鋼(青紙)かと思うが判らない。 暫くこれを使い様子を見よう。
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0037 二枚刃平鉋 銘 初弘

2009-02-13 21:15:25 | Weblog
これは高幡不動骨董市で購入した。 初弘の鉋が有るとは思わなかった。大阪の有名な大工も使っているし、日本でも指折りの良い物と聞いていたからだ。しかしこれを千円で買った。 まあ半分は偽物かも知れないとは思った。 研いで使って見たがやはり切れない。 刃の色を見ると切れそうなのだが駄目だった。刻印を見るとだれてる様に見える。 特に連番の部分の数字は何か判らない。 台には高橋と焼印が有る。 高橋さんも使ったが駄目なので諦めて手放したのだろうと思う。まあそう言うのも良いだろう。

この鉋のその後について書いて見よう。 その後しばらくは引出に入れて忘れていた。 2年ほど前 鉋を
整理して、この鉋をもう一度研ぎ直した。 それだけで切れる様になった。 更に台も整備すると更に
良く切れる様になった。  この鉋を入手した当時は 刃の研ぎが未熟だった様だ。 今は以前と比較すると
大分腕が上がったと思うのだが。  しかし私は元々 木工や大工とは関係ない仕事をしていたので、その
関係に余り知り合いも無く 自分一人で色々研究しながら鉋の調整を行っている。 最近はネットで色々な
情報が入手できるので 有り難い。  
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0040 二枚刃組子削鉋 銘 時弘

2009-02-13 21:06:13 | Weblog
これは高幡不動骨董市で手に入れた。この鉋は障子の桟を削る様に出来ている。台裏の写真を載せた。 刃の近くに有るバネで桟が刃に吸い寄せられるのを防いでいる。 更に台の脇に有る棒の厚みで桟の幅が決まる訳だ。 この鉋まだ使われて無いように見える。 しかし桟を削る事は無いから普通の鉋に改造しようかと思ったが、珍しいので参考にそのまま残して置いた。 改造しなくて良かったな。
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0119 櫛形決鉋 銘 悦英

2009-02-13 20:52:32 | Weblog
これは2007年10月大和骨董市で手に入れた。久し振りに大和まで足を延ばしてみたが、買う物が無く帰ろうかと思った。折角なので錆びたこの鉋を500円で購入した。 決鉋で刃は台に斜めに入っている。錆を落として良く見ると悦英と有った。 多分悦英の工房で作った物だろう。 悦英は平鉋しか見たことが無いしそれらは鏨で掘られていた。研いで見ると切れそうな感じはする。台に油を塗り綺麗に磨いて保管している。 あれから時々大和にも行くようになった。 大きな骨董市である。 
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