これは幅の狭い窓ガラスの溝でもしゃくる為のものだろう。 溝となる部分は幅が狭く真鍮の板を使っている。 骨董市では時々見掛ける物だ。 今は使う人も無いから出て来たのだろうが、はたして何処で手に入れたのか忘れている。
この鉋入手の経緯不明。 東京の物らしい。 脇針が付いている。 便利なの物で一度使った。 それきりしまってあった。 これは蟻溝をしゃくる鉋だろう。脇に針が付いているので鋸を使わずに溝が簡単に作れたのだろう。 今はルータを使えば良い。
この決鉋は確か東郷神社骨董市で買った。 刃を抜いて研いで整備しようと思ったが、錆びており、刃が抜けない。 いろいろ行ったが駄目だった。仕方なく台を切り刃を取り出した。 その為台は駄目になってしまった。 そこでこの刃に合う台を探していたが、運良く見付かった。 高幡不動の骨董市で台のみ買ってきた。入れて見ると丁度良い。 竹で作る楔をさしてやっと使える状態にした。 この鉋屑排出の形を見ると、これはドリルで丸く穴を掘っただけの様だ。 この形では屑が上手く排出できないだろう。 しかし今の所使う予定も無いからそのままだ。台幅も刃幅とは完全に一致しないが、使う時に台を少し削れば良いだろう。