大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0092 国信鉋の台打ち

2018-09-03 21:16:23 | Weblog
台風の接近を伝えている。 東京はまだそれ程影響はない様に思うが、それでも雨が降り蒸し暑い。 以前から持っているこの国信鉋は 気にはなって居たが、適当な台が無くて 仮台に入れて保管していた。 この刃は全長が60ミリ程度で 既に使い切った感じの物だ。 国信銘の鉋は3丁有るかな。 いつの間にと思うが、余り記憶に残って居ない。 今日はこの鉋刃の為に台を打った。 と言っても既にまともには使えないだろう。 台は左右別材を貼り合せている。 適当な材が無い為だ。 厚み24ミリ 幅82ミリ 全長270ミリとして 8分勾配の一枚刃台で作った。 取敢えず台が出来て刃を入れてこれから下端を均す所。 刃も錆が出ているので研ぎ直しが必要だ。 台はうす黒いが、蜜蝋WAXを塗ったらこんな色になった。 多分材は樫の木では無いだろう。 クヌギじゃないかな。 これで上手く削れたらまた報告しよう。 この鉋はどう言う経緯で入手したのか記憶が無い。 昔は結構使われた物では無いかな。 3丁も集まるのは 沢山出回っていたからだろうと思う。  最近扱うのはこんな鉋ばっかりだ。 鉋の台打ちや鑿の柄付けは材料が有れば 半日程度で 出来る。 長く時間を取られないから、飽きっぽい私は丁度良い遊びだ。 段々根気が無くなって来る様だ。寂しいねー。
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光正鑿 四分 柄の交換

2018-09-03 09:21:08 | Weblog
9月になった。 台風も接近して 曇りの為なのか、随分涼しくなって来た。 あの暑さが懐かしくもある。  さて先日買って来た鑿の柄を交換した。 今回も前回と同じやり方で製作した。 材料は交換した鉋台の余りを使う。 昇降盤で22ミリの角材を切り出す。 スライド丸鋸で12センチに長さをカットする。 それを昇降盤の溝にはめて 鉋で丸棒に削り出す。 ここまでは従来と同じ。 次に木口面に 丸穴を垂直に明ける。 これが難しい。 従来は ドリルドライバーで穴明けしていた。 今回は ボール盤に垂直に材を立てて穴明けする。 垂直を出すのは難しいので 角材に溝を付けてここにはめ込み クランプして垂直を出して 穴明けした。 ここで失敗が有る。 案内穴を2ミリ径のドリルで開ける時に、無理し過ぎて ドリルの刃が中で折れた。 抜く事が出来ないで 諦めて反対側に穴を開け直した。前の穴は刃が入ったまま埋め戻した。 仕方無いな。 またいつか作り直せば良い。 刃にシリコンを吹き付けて少しつつ開ければ良かったなー。 これで刃を付けるとこんな感じになった。 まあまあの出来だ。 今回も柄は太い。 径は21ミリ~22ミリ程度有る。 今桂を探している。 適当な物が無くてそのままの状態。 暫くはこのままだ。 刃はこれから研ぎ直す。 刃の長さは25ミリ程度か。 わざわざ直す程の事も無かったかな。 後2本修理の鑿が残るので そこまではやって置こうかな。  
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