大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

634 ?行の削り

2018-09-08 21:49:43 | Weblog
この鉋は以前 町田骨董市で入手した物だ。 段ボール箱に入れて置いてすっかり忘れていた。 刃は相当使い込んで有るが台はしっかりしている。 この刃の短さから推定すると 多分2番目か3番目の台かも知れない。 それも持ち主の自作台だろうと推定する。 何故かと言うと台下端を見ると どうもコブらしい素直でない部分が見える。 恐らくプロはこんな材料で台を打たないだろうと思うからだ。 刃口は5ミリ位開いていた。 その部分は別材を貼り付けて前回改善している。 今回は、もう一度台を均して 刃を研ぎ直して使って見た。 結構良く切れるが 真中に欠けが有りそれが未だ取れて無い様だ。 削り屑が真中で割れるのはその為だろう。 それと引きが重い様に思う。 自分に力が無いからかも知れないが、もう少し軽く引けると良いのだが。 裏刃を付けると 鉋屑が波打たず上手く上がって来る様だ。  9月だと言うのにまだ 蒸し暑い。 鉋を調整したり、削ったりするのは もう少し涼しいとやり易い。 夜になり 小雨が降り少し温度が下がったので また鉋いじりを行っている。 早く涼しくなるといいなー。

この鉋刃は相当厚い様に思う。 それに銘の部分の一文字目が上手く読めない。 困っている。色々漢字辞典を調べているが どうも似た物が無い。 多分略しているのだろうと思う。或は新潟で作られた鉋かなと思うのだが、はっきりした根拠はない。 
コメント
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