大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

重ね箱の完成

2020-04-03 23:19:17 | Weblog
蓋は取敢えず削り加工して塗装して 二段の重ね箱は完成とした。 ここまで来たから キリを付ける事にした。 当初は重箱としていたが 蓋に取っ手を付けた段階でこれは重箱では無いなと考えて、重ね箱に名前を変更した。 出来たら同じ樹種で二段分を作りたかったが、この花水木は虫食いの部分が多すぎて 材料が不足した。 製材した材の半分以上は捨ててしまった。 蓋を見ると何となく黒柿の様な黒っぽい模様が出て居る。 今回も柿渋で着色して OILで仕上げている。  これで取敢えず箱物は一旦終了で 珍しい材料が手に入ればまた作ろう。 

 次は四角い上開きのじょうご状の物を作って見ようか。 四角なので留は45度で良さそうにも思うが 上に向い開く形なので 何となく45度では無さそうだ。 指金の技術を持って無いので何となく 現物合わせで、留を削り出して作るしか無さそうだ。 取敢えず課題を置いて 試行錯誤しながらやって行こうと思う。

さてこの重ね箱の蓋について、その後を書いて見よう。 仕上げた後 反りが出たので再度削って修正してから 塗装してこれで完成とした物だ。 所が蓋を被せて一日置くとまた若干反りが出て来た。 箱の外側は空気が動き それによって表面が乾燥して材が縮むのかも知れない。 ひっくり返して暫く置くと元の状態に戻る。 塗装はしてあるがOILなので 材の内部の水分バランスは崩れて行くのかも知れない。  厄介な事になった。  これで反りが酷くなるようなら 蓋の周囲に端バメを入れて反り止めしないと駄目かも知れない。  面白い木目の材なのでこれを捨てて新たに作り直すのも 余り気が進まない。  まあ暫くはこのままにして様子を見る事にしよう。  
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重箱の蓋

2020-04-03 13:50:58 | Weblog
今日も良い天気だ。  桜は散り始めているが、今週一杯は楽しめるだろうと思う。 良く持った方だ。  世間は色々騒がしいが、自分はジタバタしても始まらない。 やはり様子を見るしかない。 ある程度は備えて居る積りだ。  

さて先日から製作している重箱の蓋の仕上げに掛った。 既に大まかに木取りして平面を出して置いた。  今朝見ると 裏になる方に少し屈んできている。 やはり乾燥が不十分だったのか まだ材が動く様だ。 そこでそのまま暫く様子を見ている。 屈んだ方を下にして 反り返る表側に風が当たるようにして置くと 段々反りは戻って来る。 1日置けば 元の平面を取り戻すだろう。 そしたら加工を進めて良い物だろうか。  或は塗装すれば動きは止まるかも知れない。  色々考えながら 取敢えず 様子見の状態にある。  本体の箱の方は もう組み上がっているので 先に塗装して見た。 雨でも降り 湿度で材が動いて 割れても困るからだ。 蓋は後 縁の削りと 取っ手を付けるだけだ。 これを付けて仕舞うと 仮に反った時に削り直し出来ないので もう少し慎重に見極め様かと思う。
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