大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

国立博物館平成舘 平山郁夫展

2011-03-03 21:19:12 | Weblog
今日は少し寒いが天気は良い。 3月6日までと日が限られるので 上野の森まで出掛けて見た。 案の定 平山郁夫展は20分待ちの混雑だった。 珍しくガイドのテープを聞きながら見て廻った。 お陰でよく理解できて 集中して鑑賞できた。 仏教の伝来した道を辿り保護した文化財を見ながら 平山氏の絵を見る物だ。 平山氏の絵の特徴は 春霞を通して見る風景と言う感じだろうか。 湿気の多い東南アジアの夜の様な優しい感じの絵だ。 展示品の多くが 平山郁夫シルクロード美術舘(山梨県 北杜市 甲斐大泉)から来ているとは知らなかった。 氏は仏教の特別な思いが有ったのだろうか。 日本人は坊主やお寺には 余り良い印象を持たない人も仏教には良い印象を持っていると言う。 仏教に関連する経典 遺跡 美術品は なるべく残って欲しいと思う。 しかし異教徒から見れば それは相容れない物かも知れない。 それにしてもアジアの歴史は過酷なものだ。 仏教に関る遺産を破壊する歴史は 民族の違いに寄るものか、宗教の違いによる物か。 常ならぬこの世に仏教が流布のも当然か。 平山氏は既に亡くなったが 単なる画家ではなく、 自ら企画して文化財保護に力を入れる そう言う実行力を持った人だったのだろう。
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ドリルの刃 φ27ミリ

2011-03-03 21:09:24 | Weblog
これも町田骨董市で手に入れた。 少し錆びているが、刃は研げば良いから買って来た。 これで100円は安いかな。 先端部がネジ状になった ドリル用の物だ。径27ミリは 少し太いが椅子の穴あけにはこれくらいか もう少し太くても良い。 切り刃の部分は自分でヤスリで 刃を付け直した。 後はボール盤に付けて使う想定で先端部のネジはスリ落としてやろうと思う。 手に入れたが使う機会が有るだろうか。いざとなって買うのは 面倒なので準備して置けば安心だ。
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世界美術全集 一巻 日本先史 角川書店刊

2011-03-01 21:44:12 | Weblog
骨董市で買った古本だ。 骨董古本はどんな物が出るか全く予想が付かない。 気に入った物があれば買う事も有る。 これは昭和35年の刊行だという。 古い本だ。 全集や百科事典が流行り始めた頃だろうか。 世の中落ち着いて来たのだろう。 日本の埴輪を集めた物だ。 私は埴輪が大好きだ。 自分でも二体持っている。 もっともレプリカだが。 縄文時代の人達の造形感覚は我々とは違う物だ。 この時代の人は写実と言う事が出来なかったのだろうか。 見たままを形にするのでは無く 感じた物を形にしたようだ。 その迫力 や装飾は驚くばかりだ。 そこが弥生時代の人達とは違う。彼らは 何を作ってもやさしい。 狩猟民族の縄文人は 荒々しいが 惹き付ける物が有る。 やはり本物を見ないと 良く理解できないかも知れない。 もっと注目されても良い美術だと思うがどうかな。
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0289 二枚刃平鉋 銘 寿堂(裏刃なし)

2011-03-01 21:31:52 | Weblog
この鉋が二丁目の物だ。 これはまだ新しい物らしい。 残念ながら裏刃が失われている。 道具箱の中を探したが無かった。 これも刃裏の錆はすごかった。 台はしっかりして真新しいので 台だけでも使えればと思い買って来た。 台には前の持主の名前なのか 大久保とマジックで書いて有る。 台頭は綺麗に面取りしてるから 有る程度道具の仕立てを知ってる 大工の持ち物だろうか。 しかし使い方は荒く 刃が欠けた状態だ。 持ち帰り グラインダーで刃を少しすき取り 研ぎ直して 欠けは見えない程度まで直したが もう少し研ぎ減らす必要が有りそうだ。 この鉋に合う裏刃を探す必要もある。 研ぎ味は悪くないが それ程硬い刃では無いようだ。 どの程度切れるか判らないが ゆっくり時間を掛けて調整すれば良い。 来月まで これで十分遊べるだろう。 今日は骨董市に行って良かった。 良い物が買えた。
その後刃を研ぎ直して、台も修正して 裏刃も付けて 一応使える状態になった。色々家具の製作の勉強をしている仲間から、時々もらい物をするので、 そのお礼にその方に進呈した。 大切に使ってくれると嬉しいが。
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0388 二枚刃平鉋 銘 左膳(裏刃付き)

2011-03-01 21:14:34 | Weblog
今日は一の日で 町田天満宮骨董市が有る。 天気は悪いし小雨も降るし よっぽど止めようか思案したが、暫く行って無いので行く事にした。 こんな平日の小雨模様にも関らず人手は多い。 年配の好き者達だ。 私もその一人という事だが。 境内を一巡して ガラクタに近い道具を売る若い人からこの鉋を買った。 雨に濡れていたが その骨董屋は平気で ビニールも掛けない。 そんな高価なものじゃないのだろう。 値段を聞くと300円と言うから 二丁を購入した。 この鉋錆がすごい。 台に若干の割れも有る。 多分何処かの納屋で長い間放置された物だと思う。 それでも裏刃も付いて いるから 妥当な値段だろう。 帰って研いで見ると 案外良い研ぎの感触だ。 これなら切れるかも知れない。 だが裏が若干錆でいるので暫く研ぎ減らさないと切れ味の確認は出来ない。 まああれほど錆びていたが 案外錆は浅くて助かった。もう少し研ぎ減らしたら 切れ味の確認をしてみよう。 台を見ると これは油台かも知れない。 古い物の様だがまださほど使い込んで無い物だ。 どうなるか楽しみだ。 
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