大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

玄翁の柄付け

2011-05-22 20:50:26 | Weblog
先日購入した 玄翁に柄を付ける事にした。 既に丸く削り出した柄も売っていると思うが 今回は買ってこなかったので 我家にある適当な材料から削り出す事にした。 色々探した結果 カケヤで柄の曲がった物が有ったので そこから柄を抜いて一部を玄翁柄に流用する事にした。 材は樫の木だと思う。 雨に濡れ その後の乾燥でかなり弓なりに曲がった柄の一部を切り取り使った。 柄の削りは 道具仕立ての本を参考にした。 南京鉋 反り台鉋 小鉋を使い柄を削り出した。 まだ充分とは言えないが これで少し使って様子を見ながら 更に使い易くすれば良い。 頭は柄に叩き込んで楔で止めるやり方も有るが 楔無しで仕込む様にした。 柄の先端部が玄翁の櫃に7割までしか入らないが あえてそのまま使う事にした。 いずれ必ず緩むので その時に削って調整すれば 入ると思う。 今削ってしまうと あとで必ず緩くなり 楔で止めないと駄目になるから 現状は無理せず少し硬めで置いた。 緩く綺麗なカーブに仕上げたが まだ満足できない。 もう少し魅力的なカーブに仕上げたい。
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四角玄翁の頭  銘 浩樹

2011-05-20 13:11:33 | Weblog
今日は所用で府中まで来た。 用事を済ませて ついでに隣の伊勢丹デパートに寄る。この専門店街に大和屋道具店が店を出しており、ちょっと覗いてみた。 ケースの中には 高級な道具類が展示してある。 その中で この玄翁頭を見付けた。 幸三郎 正行 に混じって この浩樹があった。 他の二つは値段が高く私の予算外なので浩樹を見せてもらう。 中々良い出来だと思う。 この人は 幸三郎の弟子だと お店の人は言う。 この櫃穴も精密に空いている。 
340gは私には丁度良い重さだ。 この上に375gもあるが これで良いだろう。 頭の欠けた玄翁を使っているが 良い物を持つべきだと勧められた事も有り 思い切って買ってしまった。 7500円也 果たして高いのか 安いのか判らない。 仕入れて大分長く店に有った物だと言っていた。 後は柄を探して自分で挿げて見ようと思う。 楽しみだ。 
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真空管式のシンクロスコープ

2011-05-19 21:25:41 | Weblog
最近 日曜日になると 何か用事が有って 大好きな骨董市にも行けない。 だから道具紹介が出来ないで困っている。 そこで道具でも 木工用では無くて 電気工作に使うシンクロスコープの紹介をしよう。 この機械は30数年前 秋葉原で中古で購入した。 会社でも似た物を使っていたが、さすがに真空管では無くてトランジスタ式の物だった。 これは芝電気株式会社製 752型シンクロスコープです。 余り調子良くなかったが一応使えた。 兎に角 重い機械で動かすのに苦労した。 暫く物置にしまって置いたら その後どうも調子が悪くなり上手く走引出来なくなり そのまま使わなくなってしまった。 それでも中の部費取りにしようと 捨てずに取って有るが 矢張り邪魔なので整理しようか考える。 今になるともう骨董的貴重な機械かも知れないと思い 何となく捨てずに今に至る。  
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刻字作品

2011-05-15 21:48:39 | Weblog
この所 忙しくて道具の入手が出来ず 他の話題が多くなってしまった。 今回は作品展示会の中で私が特に気に入った 刻字について書いて見よう。 何かに刻すと言うのは 人間の本能的な表現意欲の一つの形態だと思われる。 甲骨文字に始まる刻字の歴史は 書の歴史でもあり 現代に続くものだと思われる。 現代の刻字の持つ 立体的造形美は 多様でダイナミックで有り 見る者に感動を与え 確かな説得力を持って 現代人の生活空間にマッチする物だと思われる。 それは 何処か装飾過多な椅子よりも はるかに 現代人の感覚や部屋にマッチして 魅力ある物と 私は感心した。 残念だが 私が作り展示した 椅子よりもはるかに説得力と魅力ある物だった。 少し勉強して見様かな。 
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家具の学校有志による交流作品展

2011-05-12 22:12:58 | Weblog
今までも色々家具を製作して来たが それは殆んどが 実用の物で、人に見せる程の物では無いし、それ程凝った物を作った事も無い。 だから展示会に出そうと思った事は無かったが、 今回家具の学校の仲間や先輩に誘われて 初めて作品を出展する事になった。 殆んどは 学校を卒業した人達だが どんな物をどの程度の技術を持って 作ってくるのか興味は有る。 
まあ 色々な人達と交流して 得られる物があれば良いと思い出展する事にした。 私も過去作った ミッションチェアとゼロ歳児保育折畳椅子と乳児椅子の3脚を出展する。 この展示会を機会に 何か新たな展開がある事を 期待している。 後日また報告しよう。 

今日は初日で午前中搬入と設置を行い 午後から一般公開となった。色々有りその状況を写真に残す余裕も無かった。 帰るとぐったり疲れてしまった。 人は皆 自分の思いを作品にして見たいし、それを人にも自慢したいと思うようだ。 創意工夫の有る作品が二十数点展示された。 形をきっちり作り出す作品も良いが、心のおもむくまま 何となく好きな形を紡ぎだす作品も有り これも良い物だと感心した。
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ベンチとスノコ板

2011-05-08 18:18:35 | Weblog
某所より頼まれて 人の集まる部屋の前に ベンチとスノコ板を作り設置した。 これで人が 集まりくつろぐとも思えないが、 有る方が廻りの景色に馴染むだろう。ホームセンターでも似た物は売っているから買って設置した方が安く出来ると思うが それでは 味気ないと言うので 私が作った。 安い材料で作ったが それでも既製品よりはるかにしっかり出来たと 自画自賛しておこう。 この辺りは 老人の居住者が多い所なので 買物帰りに 一休みすれば良いと思うが。 廻りに植木鉢でも置き 緑で囲むと 更に良い雰囲気となる。 そうして 段々住み安い環境を整備する事も必要だ。
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大国魂神社 くらやみ祭り

2011-05-04 23:17:41 | Weblog
毎年の事だが 5月の連休には 大国魂神社に行く。 そこでは 植木市も開催されるので 見て気に入った樹木があれば買う。 今年は 日除けにもなるゴーヤの苗を買った。 たった3株だが、これで緑のカーテンが出来て きつい西日がさえぎられれれば私の工作室も 夏も使えるだろう。 今年は 何時ものくらやみ祭りの一部行事は行わず 神事の一部のみ行われる様だ。 毎年恒例の派手な 神輿や太鼓も無いらしい。 何となくお祭りらしく無い。 それでも人手は多く 賑わっていた。 大国魂神社に入る所の 鳥居に掛かる鎮座1900年と言う歴史の古さを誇る幕を撮影してみた。 早く何時もの平常に戻って欲しい物だ。  
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山種美術館展 百花繚乱

2011-05-03 22:33:42 | Weblog
連休ももう後半だ。 気になるのは後半天気が余り良くない天気予報が出ている事だ。 今日もすっきり晴れないが 何時もの新聞屋からもらったただ券で 都内の散歩を兼ね 山種美術館に行く。恵比寿から歩いてそう遠くない。 
何となくしゃれたお店も有り昼食 休息には困らないと思う。 美術館は思いのほか 混んでいる。 中年以上の夫婦連れが意外と多い。
色々見たが加山又造の夜桜が良いと思った。 でもこれ確か去年も見たような気がする。 見終わると既に昼を過ぎた時間だったが、美術館の喫茶店の様な所で 軽い昼食を取り 帰途に着いた。 いつも連休はこんな感じだろうか。 何も無理して混雑する観光地を目指して渋滞する高速道路を走る事も無いだろう。  連休が明けてから ゆっくり出かければ良い。
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0394 台直鉋  銘 正高

2011-05-01 23:52:39 | Weblog
同じく 町田天満宮骨董市で求めた物だ。 何時もの業者だが今日は鉋を余り持って来て無いらしい。 台直しは幾つも持って折り もう要らないかなとも思うが、買いたい物が無いのでつい買ってしまった。 台は埃にまみれて汚れている。 其れだけではなく この台の色を見ると 多分作られて相当な年数が経つ物と思う。 しかしそれ程使われた形跡も無く 刃もそれ程減っていない。 正高と言う銘は初めて見るかも知れない。 刃は先端部分に3箇所欠けが有り 研ぎ減らすのは大変そうだ。 このままある程度研いで 使いながら徐々に研ぎ減らす事にしよう。 鋼が硬くて余り研ぎ減らない。 切れる様なら 暫くこの台直しを使って行こうと思う。
その後 少し使って見たが結構調子良い。 これなら使えそうだ。
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0393 二枚刃平鉋 銘 丸に十 Okada

2011-05-01 23:34:35 | Weblog
今日は曇り 時折突風に近い強い風が吹きぬける。 午後から雨と言う予報も出ていたが町田の骨董市に出かけた。 今日は業者の数も少ない様な気もする。 風が強くてテントを支える棒を掴んで身動き出来ない業者もおり、骨董市に風は大敵だ。 境内を一回りしたが 買いたい物は無い。 それでも何度か見てこの鉋を求めた。 二枚刃の平小鉋だ。 多分日曜大工に使う物かも知れない。 小型の鉋でまだ殆んど使われた様子も無い。 台が乾燥して刃をきつく締めている。 これ以上台の乾燥が進むと台が割れると思われる。 それ程汚れも無く 何処か乾燥した場所で保管された物と思われる。 だから錆も出て無いのだろう。 刃を抜いて少し研いで見た。 刃は相当大切れになっている。 直すのは大変なのでそのままとした。 鉋としては 刃幅48ミリで使い易いサイズなので、切れれば活用したいが どうも本格使用を目的に作られた物では無い様に思われる。 台の調整が済んで上手く切れたら叉報告したい。 兎に角 台にはTopManとシールが有り 刃にはOkadaと英語表記が有ったり、普通見る鉋とは違うようだ。 
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