大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

くりこ庵のたい焼き

2015-08-19 10:15:09 | Weblog
昨日 暑い夏の午前中に 横浜まで打合せに行った。 打合せは1時間程度で終わり
かねて 待ち合わせしていた友達と横浜駅の西口近くで 昼飯を食べてついでに軽く
飲んだ。 昼なので本格的な呑み屋はまだ開店していない所が多い。

2時間程 話をして 別れたが 帰り道でこのたい焼き屋を見付けた。 横浜では有名な
たい焼き屋で栗あんの入るたい焼きが有名だと言う。 聞くと白あんだと言うので それは
買わずに 小倉あんのたい焼きを2個買って帰った。 

家で食べて見ると それ程甘すぎず良い味だった。 廻りの皮の部分が厚くて小太りの
たい焼きで 押されて中のあんこが少しはみ出していた。 それでも1個130円で
近所のたい焼きより 質 量共に上回るのでは無いかと思う。

横浜西口は若者の街で 値段の高い店が多いと思っていたが そうでも無い事が判った。
呑み屋もそれ程高く無いし、結構 親しめる街だと思う。 この写真はたい焼きの入る
袋です。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0543 自由定規付 切面鉋 銘 悦英

2015-08-19 09:20:51 | Weblog
先日行った大和骨董市で買って来たこの鉋を記録に残すのを忘れていた。 友達の
お土産にするかなと言う気持ちも有ったので そのまま放置していたが、刃を抜いて
少し研ぎ直した。 それ程使い込んだ物では無い様だ。  

抜き差し出来る小鉋の部分は 台に固くはまっており、抜くのに苦労した。 最近の
湿度で台が狂って来たのかも知れない。 こんなに固いのは初めてだ。 台が薄汚れて
いるが、カビか何かが付いたのかも知れない。 最近悦英の鉋を良く見るが、こういった
役物小鉋が多い様だ。 台に 山安の焼印が有るが、どこかの工具店の道具箱の中に
有った 放出品かも 知れない。

今でも新品で入手出来るが 買うと驚くほど高い。 だから程度の良い物なら中古品で
十分と思う。 角面と猿面と二つあり、面の角度が違うので 入手する時に注意が必要
だ。 これで千円だったので まあまあでは無いかと思う。 これからもう少し整備
する予定。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水心子 正秀鉋の削り

2015-08-17 23:01:07 | Weblog
友達が持って来たこの鉋刃を調べると、どうも碓氷健吾氏の製作した物と思われる。
確証は無いが、よく似た物がネットに載っていた。 そこでやる気を出して台を打った。
これは アサダ桜だと言ってもらった材料だが 余り良い物では無く ひび割れや入皮
の様な物がある。 それに木目がもめていて 台にしてからも結構 動く様だ。

雨の降る今日取り出して見ると狂いが有るので台を削り直した。 刃ももう一度研ぎ
直した。 まだ研ぎは十分で無い様だが 滑らかな削り味で 材に艶もある。 これは
使える鉋だ。 やはり 碓氷健吾氏の手になる物かも知れない。 だったらもう少し良い
材料で台を作れば良かったかな。 

鉋の切れの感覚は微妙だ。 薄く良く切れるが 材に余り艶の出ない鉋も有る。 
だから 軽く引けて 艶の出る鉋が一番だと思う。 但し長切れするかどうかは別で
そこまで使い込んで無いので良く判らない。 友達の持って来た物の中にも3丁位は
これはと思う物が含まれる。 しかしこれは私の感覚で選んだ物で 人が変われば 評価も
変わるかも知れない。 この鉋は二枚刃になっているが、裏刃はまだ十分合せていない。
これも結構面倒で難しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鉈4丁 揃い

2015-08-16 09:46:51 | Weblog
集めた鉈の事を書いて見よう。 下の3丁は比較的最近に集めた物だ。多分去年から今年
に掛けてだと思う。 上の1丁は相当昔20年程度前に入手した物だ。 個別には
取り上げて 書いたはずだ。  下の3丁が片刃で 上の1丁は両刃になる。

下の2丁は 桂もはまって無いから、多分振り上げてガンガン叩いて使う物では無く
軽く滑らせて 手の力で枝を落としたり皮をむいたりする時に使うのでは無いかと
想像する。 柄に穴が開いており、仕事場の道具掛けに引っ掛けて保管した物だろう。
籠や笊 桶の製作に使った物では無いかと思うが、そう言う場所に行ったことが無く
単にそう思うだけの事。

上の2丁は 山刀に近い形で 枝打ちでもする時に使っただろうか。 小型なので
小物の細工に使ったかも知れない。 いずれも安く手に入れた物だと思う。 何に使う
と言う目的も無く 何となく手に入れたが、こうして何丁か集まって来た。
少し研いで 綺麗にしたが 夏の湿度の関係か 薄錆が発生して 取れない。
このまま放置しては駄目だと思い、取敢えず新聞紙に包み 保管する事にした。
なので 4丁揃った処で 記念写真を撮り 此処に残す事にした。 折角集めた物なので
なるべく 錆びさせない様に 大切に保管し養生してあげようと思う。

上から2番目は片刃でした。 訂正してます。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四角玄翁  160グラム  銘 正行

2015-08-15 16:50:05 | Weblog
大和の駅の北に広がるプロムナードの端っこに居る道具屋から、この玄翁を入手
した。  玄翁は色々持っているから 十分だとは思うが、見るとつい欲しくなる。
私はこういう形の玄翁が大好きなのだ。  だから似た物は有るが 買って来た。

これで500円だった。 帰って錆を落とすと これは正行ではないかと思われる。
やっぱり 見た感じも 格好良い様に思う。 銘は薄くて上手く読めないが これが
正行なら嬉しい。  これを入手しただけで 大和に行ったかいがあった。

柄に接着剤がくっついて いるのでそれを削り取って 綺麗にしてやろうと思うが
やり過ぎると味が無くなるので 思案中だ。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

0542 鉋刃 八分 銘 初友

2015-08-15 16:35:20 | Weblog
今日も暑い暑い日だった。  第三土曜日で 久し振りで大和骨董市に行った。
日差しが強くて 暑すぎるので、すぐ帰ろうと思ったが、一回りしてこの鉋刃を
見付けて購入した。  500円だった。  初友は以前にも1枚入手したはずだ。
これはその時より 長さも十分あり使えそうだ。 銘の刻印が深くて太く 初弘系の
鉋鍛冶の作品だと思うが 誰が作った物か知らない。  表の馴染面に有る縄目の
様な模様はこの鉋には無い。  錆びているから古く見えるが それ程古い物では
無い様にも思う。

錆を落として、軽く研ぎ直した。 比較的研ぎ易い方かも知れない。 裏の錆もたいした
事は無さそうだ。 多分切れるとは思うが、やはり使って見ないと何とも言えない。
材や裏刃を探して  鉋台を仕立てて使って見たい物だ。 しかしまだ十分使える
鉋の刃を 打ち捨てるのは 思う様に切れなかったのかも知れない。

早く使って見たいと思案している所だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サントリー美術館展

2015-08-13 22:51:45 | Weblog
毎日暑い日が続く。  少し暑さにも慣れたのか 最近は少し楽だ。 雨も降り
蒸し暑い。 今日はもらった招待券を持って サントリー美術館に行って来た。

券には曜変天目茶碗が載っているが、傳三郎が集めたと言われる仏教美術品の方が
面白く見られた。 それ程混雑する事も無く今回はじっくり見られた。 しかし冷房が
きつくて 最後は体が冷えて困った。 必ず一枚上に羽織る物が必要だ。

東京ミッドタウンの中には 色々美味しそうなレストランも沢山あり、美術館を出て
遅い昼食を食べた。  その後ぶらぶら見て 中川 政七商店で布地のバッグを買って
帰宅した。  疲れたが 楽しい1日だった。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鑿箱の製作

2015-08-11 22:09:51 | Weblog
手道具木工と言う言葉が有るかどうか知らないが、何か作る時 手道具主体に作る
事を言うのだとすれば、今回の鑿箱は まさにそれに当たる。 
分解して取って置いた材料に罫引きで筋を付けて 側板4枚を鋸で切り出す。
外形は30センチ×28センチ 厚さは5センチ程度とした。 板を削って寸法に
切り、5枚組接ぎとした。 胴付鋸も最近使って無いので 錆びていた。

鑿で余分を掘り取りのり付けして組んだ。  天地は2.5ミリのベニヤを貼り付けた。
このベニヤも古い家具から取った物で、 木口が剥がれやすい。
それを何とか誤魔化しながら貼り付けた。 出来た箱に 罫引きで筋を付けて鋸で
切り離して箱は完成だ。 鑿は中でゴロゴロ動かない様に 桟を敷いて彫り込んだ。
これで 蓋側の裏にウレタンスポンジを貼れば 上手く固定できると思う。

夏の暑い我家の工房で1日掛かりで製作した。 機械が有れば 組接ぎしないで
芋付けで ピンタッカーを打てば もう少し早く綺麗に出来ただろう。
8月は 工房をお休みとして、体力温存に努めているが、暇なので 結局我が家で
こんなお遊びで箱作りをやっている。 技術力が有る訳じゃ無いが ますます下手に
なった様だ。 と言い訳しながら こんな鑿箱が出来ました。 これは借りた友達に
返却する時に 便利な様に 運搬も兼ねた 箱です。 こうしてぴったりと蓋をして
保存すれば 錆も出にくいのでは無いかと思います。  箱が出来たので更に 鑿の
研ぎを行い 一応見られる程度には研ぎ上げる予定です。 まだ8月は時間有るから
何とかなるでしょう。  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木工手道具入門 大工道具研究会編 誠文堂新光社

2015-08-10 12:22:39 | Weblog
図書館の何時ものコーナーに行くと見慣れない本が置いて有った。 手に取ると道具
の本なので借りてきた。 夏休み 家でゴロゴロしながら読むには丁度良い。

家で ゴロゴロしながら読み終えた。 手道具主体の木工と言えば格好良いが いざ
やって見ると、これが結構大変だ。 鉋掛けを半日もやったら 次の日は腕が動かない。

体が 道具を使う体型になって無いし、筋肉が付いて無いから仕方ない。 疲れると
仕事も雑になるし 電動機械に頼りたくなる。 そこが素人木工家の辛い所だ。

所でこの本は持って無いし 買うかどうか迷ったが 多分買わないだろう。図書館で
借りて読めば済むような気がする。  出来たら買ってあげたいが、安く無いから
今回はパスします。 ごめんね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

端金の部品

2015-08-10 12:03:30 | Weblog
7月末まで 我家を含む団地の大規模修繕を行っていたが、やっと終了して
すっきりした。 今回の修繕に併せて、不用品を皆さんかなり廃棄した。 その中に
近所の方が捨てた大工道具の箱が有った。 捨てたので 私が拾って目ぼしい道具を
整備した。 その中に端金も有った。 古い物の様だ。 

錆びていたので OILを塗り暫く放置して有った。 先日取り出して錆を鑢で少し
削り落とした。  蝶ネジの部分にMRTと有るが これは製作した会社の略称だろうか。
何処かの鉄工所の様な所で作った物だろう。 そのスライドする部品を磨いてやると
何と この競馬馬と騎手が 人馬一体となって駈けて居る所が 刻印されていた。

これはどう言う意味が有るのか知らないが、大工道具と馬と言う組み合わせは 色々
有る様だ。 鉋にも 馬の絵が有る物は私も持っている。 人と馬が一体となり
目的に向かって 一直線 まっしぐらに 仕事する。 お互い無くてはならない相棒
と言う意味付けだろうか。 木を寄せて締め付けるだけの 色気のない道具だが こんな
馬の刻印が有ると 何となく和むね。  

この馬を見たから 錆だらけの端金だったが 錆を取り 少し活用してやろうかと言い
気持になった。  夏の暑い日 外にも出られないので、家で錆落としでもやろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする