この鉋刃は2016年7月頃入手した物だ。 暫くそのまま放置していた。 夏の間に大分錆びてしまった。 このままではまずいので、台打ちする事にした。 台になる材料を探したが適当な物が無い。 今回は思い切って 鉄刀木を使う事にした。 こんな材を鉋台にする話は聞いた事が無い。 真っ黒な材で 削る相手にこの黒が移るので無いかと心配になる。 でもこの鉋も刃は短いし どちらかと言うと実用では無く 飾って置く物なので良い事にした。さて墨付けして掘って見ると硬い材料で 掘り上げるまでに鑿を2回研ぎ直した。 材の中に硬い鉱物質の物が含まれているかも知れない。 取敢えず刃を入れて OILを塗り一応形になった。 この材は黒い部分は硬く 茶色の部分は柔らかい様だ。 鉋が掛かり難い。結構重い材だ。 遠くから見ると全身黒ずくめで 異様な感じだ。 まあ良い。 世界各地の材木で鉋台を作って遊ぶのも面白いだろう。 試し削りして見たいが、刃先の真中左に欠けが有りそれが未だ研ぎ下ろせない。 まあ普通の切れ味の鉋だろうなと思っている。
この鉋刃の銘を見るが 上手く読めない。 刻印がだれている様だ。 しかし廻りには たかのは 羽のクリス 天 の刻印が有り 国弘を想像させる。 こんな新品見たいな極軟鉄に鋼を鍛接した国弘が有るだろうか。 これはなんちゃって 国弘では無いかな。 時々取り出して 削って見る。 ほぼ新品なのでやっぱり気持ち良い。 刃裏も綺麗に出ており研ぎ易い。 削りはどうか。 きちんと研げば結構 削れる普通に切れる鉋だと思う。 これで普通に実用に使うなら十分だと思わせる物だ。
この鉋刃は2009年暮れに買った物だと思う。 台は別に調達して、上手く入ったのでそのまま保管していた。 銘 宗正の上には 山大のマークが有り、何処の物かなと調べたが不明。 昨日 出して使って見た。 材は檜だが これが薄く滑らかに削れた。 私が同じように研ぎ直しても 上手く削れる物と削れない物が有る。 やはり刃の出来の良し悪しに関係するのかも知れない。 この鉋も既に使い切った感じで 鉋刃は短くて実用には向かない。 これも時々出して 削りを楽しむ物だ。 この鉋色々持つ鉋の中でも特に削りの感触が良い物だ。 大切にしようと思う。
この鉋は布田天神骨董市で買った物だ。 これでもかと言う位に使い込まれている。 長さは55ミリ程度しか無い。 台は桜材で薄めに私が作った。 この瓢箪の線掘りが面白いので鉋刃を保管する為の物だ。 この所雨が多くて 外出もままならないので、今日も古鉋を出して調整し削って見ている。 小佐次は何処の物か不明だが、確か平出商店のカタログにも載っていたと思う。 もしかして佐野さんの鉋なら 良いがと思うが 何の根拠も無い。 研ぎ直して使って見ると 案外切れる鉋の様に思う。 結構切れるじゃないかと見直した。 この瓢箪と伸びる弦の線彫りを鉋刃裏に彫るのは、飾りだろうが 加工にお金も掛かるので、案外高い値段の鉋だった可能性も有る。
昨日台打ちした鉋の試し削りを行った。 これは一枚刃の鉋に仕立てている。 材は楢を使う。 まず刃口がきれいに真っ直ぐ綺麗で有って欲しい。 楢は木口がもろくて欠けやすい。瞬間接着剤を塗り、固めているが、台打ちの時に出来た若干の欠けがあり、どうも削りに影響が有りそうだ。 力作鉋刃は 矢張り裏に若干錆跡が有る。 これも影響している。 刃を出す時 微妙な調整がやり難い。 しっかりと刃を押さえている様でこの材は余り弾力が無いのかも知れない。 材が薄い事も影響するだろう。 それに導管が大きくて 余り鉋台には適さない様にも思う。 だとすれば 下端に樫の木を薄く貼れば良かったかな。 削った結果はまあまあだ。 2から3か所で割れた鉋屑が出てくる。 もう少し研ぎが必要だ。 それでもまあ削れる鉋で良かった。 後は研いで削り 研いで削りの繰り返しだ。 それにしても力作は 何処の誰が作った物だろうか。
この鉋刃は2016年6月頃入手した物だ。 刃も短く使い切った物だろう。 研いで見ると案外良さそうなので、少し使って見たくなった。 そこで台を打って試し削りする事にした。 材は多分楢だと思う。 以前から持っていた物だ。 楢の鉋台は聞いた事は無いが、鉋刃の試し削り用なので まあ良いかな。 色々な材を使うのも参考になる。 台は幅」84ミリ全長275ミリ 厚み25ミリとした。 今回も一枚刃に仕立てた。 材は負い柾になる。 現状刃を入れて台にOILを塗り乾燥待ちと刃を馴染ませている段階。 試し削り出来たらまた報告したいと思う。 鉋刃も単体では錆びるし 触ると危険だし、 台が有れば安心だ。
この鉋はだいぶ前 町田骨董市で手に入れた。 刃も短く使い込まれた物だったが、台も駄目だった。 そこで台を打ち直して色々調整していた。 削って見たがそれ程切れる様でも無い鉋だった。 現状も思わしくない。 良く見ると 裏錆で刃裏の真中に欠けが有りそれが取れない。 それだけならまだしも その脇に鋼の割れが有る様だ。 これはきずかなかった。 もしかすると 自分で裏出しした時に割った物かも知れない。 そこで諦めて そのまま放置していた。 しかし最近 またこの鉋を出して研ぎ直して使って見た。 結構切れる様だ。 材は檜だ。 真中の欠けと右の鋼の割れにより鉋屑は裂けている。 これは仕方ない。 だが折角台まで打って手を入れた鉋なので 時々出して試し削りしながら 手入れしやりたい。 こうして過去手に入れた鉋を 使ってやる事が鉋供養になるし、少しつつ上達する研ぎの技術を確認する良い機会でもある。 そうだせめて、欠けの部分だけでも研ぎ落して 使える状態に持って行きたい物だ。
この鉋の銘は上手く読めない。 今日見ると何となく 丸の中に玉と有る様に思えたので丸玉として置いた。 以前は丸五だったかな。 さてこの鉋 切れそうに思うので、何度か研ぎ直しているが 思う様に切れなかった。
今日は雨で 削りには良さそうだ。 この鉋を取り出して、研ぎ直して削って見ると 案外上手く削れた。 まだもう少し薄く削れると思うが 今日はここまでだ。 刃口も詰め、瞬間接着剤を塗って口を固めた。 何度か研ぎ直して居れば、更に薄く削れる様になる気がする。
前の持ち主は、この削りの感触を知っていただろうか。 知って居れば放出しなかったのかも知れない。 或は仕事を辞めたかな。 この志げ弘 と言う鍛冶屋の正体を調べたいと思うが現状手掛かり無し。 志げ弘さん 大切に使うよ。
今日は雨で 削りには良さそうだ。 この鉋を取り出して、研ぎ直して削って見ると 案外上手く削れた。 まだもう少し薄く削れると思うが 今日はここまでだ。 刃口も詰め、瞬間接着剤を塗って口を固めた。 何度か研ぎ直して居れば、更に薄く削れる様になる気がする。
前の持ち主は、この削りの感触を知っていただろうか。 知って居れば放出しなかったのかも知れない。 或は仕事を辞めたかな。 この志げ弘 と言う鍛冶屋の正体を調べたいと思うが現状手掛かり無し。 志げ弘さん 大切に使うよ。
この鉋刃は何処で入手したのか忘れてしまった。 しかし刃は短く もう実用にはならないだろう。 使い込まれた物だ。 鉄山人 土牛 巨匠 井本 と刻印が有る。 肉の厚いしっかりした出来の刃だ。 それに丸に一と思われる物が押して有る。 これは何を意味する物か不明。 (2010-01-08)
しばらくは160番として 長台鉋の台に入れて管理していた。 その後369番の正宗鉋の台に入れ替えた。 最近 土牛の鉋を入手したので、 ついでにこの鉋の事を思い出して、取り出して刃を研ぎ直した。 この刃は刃の角度が立ち過ぎで30度を越えている。 少し角度を戻し気味に研ぎ直している。
削って見ると 結構切れる鉋の様だ。 残念だが刃の全長は65ミリ程度しか無い様で 本格的な使用は無理かも知れない。 時々出して削って楽しむ程度なら使えると思う。 既に入手して時間が経過し 忘れている物も こうして時々出して 使ってやれば鉋も喜ぶだろう。
(2016-9-11 記述)
管理番号がだぶってしまったので、Aを付けて分けて記述は新しい日付けに直す事にした。
しばらくは160番として 長台鉋の台に入れて管理していた。 その後369番の正宗鉋の台に入れ替えた。 最近 土牛の鉋を入手したので、 ついでにこの鉋の事を思い出して、取り出して刃を研ぎ直した。 この刃は刃の角度が立ち過ぎで30度を越えている。 少し角度を戻し気味に研ぎ直している。
削って見ると 結構切れる鉋の様だ。 残念だが刃の全長は65ミリ程度しか無い様で 本格的な使用は無理かも知れない。 時々出して削って楽しむ程度なら使えると思う。 既に入手して時間が経過し 忘れている物も こうして時々出して 使ってやれば鉋も喜ぶだろう。
(2016-9-11 記述)
管理番号がだぶってしまったので、Aを付けて分けて記述は新しい日付けに直す事にした。
今日は余り天気良くない。 何となく蒸し暑い。 第二日曜日で調布布田天神骨董市を覗いて見た。 雨の予報も有り、今日は業者の数も少ない。 道具類も余り出て無いし、有っても高い様に思う。 そこで以前から集めている蛙の置物を買って来た。 これ幅 奥行共に4センチ程度 高さが2センチ程度の小さい物。 金属製で表面は七宝焼きだろうか。 普通の雨蛙の様だ。 少しギョロ目で可愛くないか。 道具が無くても 何か買って楽しむ事にしている。 これ 100円だった。