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バイク好きオヤジのひとりごと

カブ70用 クラッチユニット

2019年11月20日 | カブ
女房のカブ70から外したクラッチユニット
特にダメージは無いようなので分解して中を確認します。

裏も

見た感じは大丈夫そう
ただし、生産終了間近のモデルとは各部品の番号が違うので
表面処理が少し違い、見た感じも少し違って見えます。

今回、私が車体からクラッチユニットを外したときは
適切な工具(ショックドライバー)を使ったので 部品にダメージは無く
再利用できましたが、このセンターカバーの仮止めに使っている皿ネジは

ヤフオクで手に入れたクラッチに付属していたモノ

適切な工具を使わず、適当なドライバーで無理矢理緩めたのか
十字穴の周囲が歪んでいます、これでは再使用は無理
次に整備するときに緩まなくなってしまいます。

「適切な工具を使いましょう」というのはこういう事です。

クラッチユニットを分解して 各部分の寸法を測ると

全て使用限度内です

では何故キックするとき滑るのか?と考えたら
クラッチディスクの摩耗の合計分、クラッチを押し付ける力が少なくなっている訳で
その分、この前整備したクラッチユニットと同様
クラッチスプリンングにディスクが減った厚みの合計に相当するシムを追加すれば
良いのでは?と考え

この前手に入れた 部品取りの50用のクラッチがディスクの状態が良かったので

それを整備(洗浄&表面研磨)して使うことにして

クラッチドライブプレートの

スプリングセット位置

その場所に

前回のクラッチ整備と同様、銅製のシム(ブレーキ用シールワッシャ)
今回は前回より摩耗が多いので 厚さ1.2mmのものを追加して組んでみて
車体に取り付け、どれくらいの距離このクラッチユニットが使えるか
実走して検証してみることにします。

カブ70で キックのときクラッチが滑る現象が起きるのは走行4万キロ前後
その状態でクラッチディスクの摩耗は 使用限度まであと半分近くあるので
クラッチスプリングにその摩耗した厚み分のシムを追加すれば
クラッチディスクを押しつける力が元に戻るはずなので
理論上は あと4万キロ走れると思うんだけど・・・
実際はクラッチスプリングの使用限度もあるので 2~3万キロ程度かな~?

クラッチディスクとスプリングを純正の新品にする値段と比べたら
ワッシャ4枚の値段なんて微々たるもの、試してみる価値はありそうです。
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女房のカブ70 クラッチユニット交換

2019年11月20日 | カブ
女房のカブ70、エンジン始動のときキックペダルを踏むと
グニャ~とした感触でクラッチが滑っています。
そんなわけで、この前整備したクラッチユニットと交換します。

クラッチカバーを外すには マフラー、ステップ、キックペダルを外す必要があり

もし、マフラーが外れなかったり、ヘッド部分のスタッドボルトが折れると
今回の整備そのものが出来なくなるので

まずは、マフラーの取り付けネジに

浸透潤滑剤を吹き付け、30分ほどして緩む事を確認してから作業を始めます。

潤滑剤が浸透する間に工具の準備

クラッチカバー固定ボルトは8mmの六角頭なので
8mmのロングソケット+エクステンションバーで緩めます。

クランクケースの中にはオイルが入っているので、カバーを外す前に

オイルを抜きます、ちょうど交換時期だったので真っ黒です。

マフラー、キックペダル、ステップの順に外しますが

マフラーも問題無く外れ、スタッドボルトも大丈夫です。

カバーを外すとクラッチユニットが現れます

組み立てるときもこの状態なので、記録として画像を残します。

クラッチユニット中央のカバーはM5の皿ネジで固定されていますが

硬く締まっているので、ショックドライバーを使わないと緩みません
無理すると部品を壊すことになるので、正しい工具を使いましょう。

さらに、クラッチ中央のナットを緩めるにも

専用工具が必要になります

クラッチ周りの整備を自分でやるなら、まずは工具を揃えてから始めます。

組立は分解の逆、クラッチカバーを組み着けるときは
自動遠心クラッチ用のチェンジリンクが外れないよう、燃料コックをOFFにして
車体を左側に倒すとやり易かったです。

全ての部品を組み付けて 完了です

オイルを入れて、試乗しますが 問題ありませんでした。

今回の整備で オリジナルの仕様から変更したところ

シリンダーヘッド部分、マフラーの固定ネジを
標準的な鉄製の6角ナットから ステンレス製の袋ナットに変更しました
これで、スタッドボルトが錆びて緩まなくなることがなくなります。

外したクラッチユニットを分解して 各寸法をチェックして
次にどう整備して使うか、考えることにします。
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