コロナ離婚ってのが増えているけど それって
そもそもお互いが相手の事を理解してなかったのが原因なので仕方ないけど
私もいい歳こいているので 周りでいろんな話を聞きます
18歳の男が地方の高校を卒業、都会に出て大手の会社に入って
20代後半で結婚、子供が小学校くらいの時40歳くらいで自宅購入
頭金は諸費用程度を準備して 物件価格はほぼローン
月々の支払い額を抑えるため さらに融資金額を上げるため35年ローンで
住宅ローンって、75歳まで返済するプランを組む事が可能なので
皆さん 全く疑問を持たずにそういう方法で自宅を手に入れている訳で…
って、ごく普通にある話だけど
家族の為と思い 仕事一筋で頑張って、何とか課長職まで昇りつめ
60歳になって最後の出勤の日、部下のお祝いの声に送られて退社
「そこそこの額の退職金も出たし、ローンの残金も何とかなるだろう
2~3ヶ月ゆっくりしてこれからの生活を考えようかな?」と思い帰宅
子供達は独立して家を出ているので 家で待っているのは奥さんだけ
笑顔で「長い間ご苦労さまでした、これからもよろしくお願いします」
と、言われると思ったら、自宅で待っていたのは離婚届を準備した奥さん
奥さんの口からは
「財産分与については 私は家は要らないから現金で頂きます」との言葉
つまり、夫→自宅 妻→現金(退職金の全額)って事で 財産分与はほぼ半々
退職金は 奥さんに預けている口座に振り込まれているので
既に奥さんの手中にあるわけだし
家の名義は夫だけど抵当権が付いているので実際のところ分割は無理
奥さんの分割案を受け入れる以外に 夫の選択肢はありません。
もちろん奥さんは 前から準備してすぐに家を出る用意が出来ているので
離婚届けを受理して、お金を全部持ってそのまま家を出て行く訳です
残されたのは、
ローンの支払いが15年残った自宅と無職&無一文になった自分だけ
確認すると ローンの残高は まだ半分以上あるので
このままローンを払い続けるか?、自宅を売って清算するか?、だけど
20年も経つと 家の価値は土地だけになってしまうので
土地の値段によっては、逆に借金だけ残ってしまいます。
最悪 無職、無一文、住むところも無くなってしまう訳で
家事が全く出来ない夫は 次の日から食事にも困ります
そんな話ある訳無いでしょ? って思うのが普通だけど
これが結構あるらしいです。
家庭や奥さんを顧みず仕事一筋というのが日本の男の一般的な姿だけど
若い頃から 夫婦で本音で話し合うって事も必要かもしれません。
コロナ離婚をする夫婦、運良く今離婚しなかったとしても
数十年後に退職離婚が待っているんだろうなぁ…って思います。
我が家は お互いのリタイヤ後の生活について
かなり前から話し合い、納得してひとつの目標に向かって進んでいるので
大丈夫(だと思います)です。