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紫陽花

2006-06-17 00:05:16 | 作詞・作曲


紫陽花

いつも一人ではなかった
親しくもなく愛もなかったけれど
それが七月誕生日
ひとりで祝う
暗がりの部屋扉閉ざして
心の窓を押し開けば
眼に幻の紫陽花
折しも強い嵐が紫を打って
思いがけないことだけれど
あなたを呼んでいました

愛されてもそれは不安で
耐えきれずに振り向いたあの日
木漏れ日浴びた素顔で
あなたが微笑う
堤を越えて濡れそぼつ芝草
身に染むのを横たわれば
眼に鮮やかな紫陽花
初夏近い日差しを
花びらが反して
思いがけないことだったから
言葉を無くしました

折しも意地悪な風が
火照った頬を撫でて
思いがけないことのように
わたしを委ねました
あなたに

作詞 : HIRO 作曲 : コバタイサオ
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