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KKコンビ

2008-08-03 15:36:09 | Weblog

 昨日朝に高校野球夏の甲子園大会が開幕し、そのゲストとして春先に大リーグを引退した桑田投手が出演されているのを見たその夜に、今度は膝の大手術からリハビリを乗り越え一軍合流直前の清原選手からの覚悟の復帰会見がありました。解説者で親交のある川藤さんとのインタビューで、膝の補強金具を見たときには状況の深刻さに言葉が詰まりました。
 その会見でも話されていましたが、先日のニュースで清原選手の一軍復帰を応援するため、桑田投手がバッティング・ピッチャーを申し出て38球を投げたという友情に爽やかなものを感じていました。活きたピッチャーの球を投げてあげたいと、その目的を胸に秘めて引退後の6ヶ月間も、現役時代と同じような練習を続けてきた桑田投手も素晴らしく、二人にしか分からない心の交流があるのだと感じます。
 時代は一気に遡りますが、僕は徳島県の地元代表の池田高校“やまびこ打線”が早実の荒木投手を下した夏・春そして次の夏の三連覇を疑うことなくPL学園との準決勝をテレビで見ていました。終わってみれば池田高校の完敗で、主将でキャッチャーの江上選手が「もう一度(この試合を)やり直したい」と泣きながら四国放送のインタビューに応えていたのが忘れられません。それだけ池田ナインには信じられなく納得できない敗北と感じられたのでしょう。その後PL学園の実力はフロックでは無かったことが証明されることになるのですが、“KKコンビ”がセ・パ両リーグに分かれてプロになってからも、常に野球界の中心選手として活躍が続きました。
 ただ素人考えですが清原選手の肉体改造だけは失敗だったのではなかったかと思います。西武時代のスマートな身体でのしなやかなバッティングと、巨人時代の腕力を効かせた豪快なホームランを比較したとき、何か本来のプレー・タイルにも無理が出てきたように感じてしまい、それだけはとても残念に思いますが‥‥。

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