吹田の自然や環境に関する調査や保護について活動している、NPO法人「吹田市民環境会議」の会報『吹田の郷』がなかなか面白いです。
2ヶ月毎に発行されており、千里山でも図書館や公民館、コミュニティセンターなどで配布されています。千里山まちづくり協議会の松岡事務局長が『吹田の郷』の編集をされていることから、お会いした時などに直接手渡されることも多く、概ね楽しく読ませて頂いています。
記事を投稿する「吹田市民環境会議」の会員の方も、豊かな専門的知識や経験をベースに分かりやすい文章で書かれています。
例えば104号(2016年4月)では「私の本棚よりお薦めの一冊」と題して、生きもの委員の平さんが『唱歌「ふるさと」の生態学』(高橋成紀著)を紹介されていますが、「うさぎ追いし~♪」という歌詞の解説で、最近うさぎが減った原因は「萱」場が無くなったことにあることを知りました。茅葺き屋根が見られなくなった現代では、うさぎにとって猛禽などから身を隠せる「萱」場が里山では必要なくなりました。
郊外都市として開発された千里山でも、高齢者で子供の頃うさぎ狩りをしたと言われる方がおられます。
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