マネックス証券チーフ・エコノミストの村上尚己(掲示板のURL : シンクタンク)さんの初めての本ですが、デフレ脱却を願うその想いは率直に書かれた後書きからも良く汲みとれました。
これまでにも多くのリフレ派と言われる人達の経済本をご紹介してきましたが、今回はそのダイジェストとしても理解しやすく、また教科書的にも工夫されたものとしてお薦めします。
マスコミなどの誘導もあって国民の間で浸透している常識、例えば「人口が減少する日本が成長できないのは宿命だ」とか「デフレ脱却するためにも構造改革が必要だ」などを挙げて、それに対して経済指標データなどを示しながら分かりやすく持論を展開していきます。
また最近の単行本は定価1,500円という設定が多いのですが、この本はやや小さくて1,000円というのが手軽に買いやすくなっています。そこからもより多くの人に読んで貰おうという著者の真摯な想いが伝わってきます。
ダイレクトなタイトルも目を引きました。同じく経済アナリストの森永卓郎さんの『大貧民』(2015年の消費税増税の落とし穴に警鐘を鳴らします)を想い出させます。並べて売れば良いのにと梅田の紀伊国屋書店に提案しておきたいような‥‥。
日本人はなぜ貧乏になったか? | |
村上尚己 | |
中経出版 |
大貧民―2015年日本経済大破局!! | |
森永卓郎 | |
アーク出版 |
☆ デフレ・スパイラルと長年それを放置してきた日本銀行(BJ : Bank of Japan 公式にはBOJですが)をテーマに制作しました。インフレファイターと言われる日銀ですが、ある時にはデフレンジャー(Deflation+Ranger)という自覚も持って、広く国民のために機能して貰いたいと想います。右サイドナビのプロモーション(YouTube)でも、ぜひ一度ご試聴下さい!
デフレンジャーBJ | |
コバタイサオ : 歌詞 | |
LIP-FLY |
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