ぬっと現れる。
ドアを開ける音、そして戸を開けぬっと顔を出す。
(少し太ったかな・・・少し髪の毛が薄くなったような・・・)大きなお世話、全く自分が年を取っていくことは当たり前なのに息子たちの少しの変貌にも胸が騒いでしまう母としてのわたし。
「仕事はきつくないの。身体に気をつけてね。」二人の息子に同じことを言っている。
「大丈夫だよ」(本当に?)
元気でさえいてくれたら、それでいいの。《頑張れ!》と激励叱咤されることもなく、くねくね自分の思い通り過ごし、今に至っている息子たち・・・何とか社会の中で頑張っている。
母と息子の薄い密着度・・・。息子の(小二のときの)作文「お母さんがきれいとは知りませんでした。」
誰かが言ったお世辞を真に受けた他人事のような作文。お馬鹿な息子も何とか一人前になり、昨夜はわたしにお年玉をくれた。
大きな海老の天ぷら入りお蕎麦を出したけど(相変わらずあんまりだったよ)という感想だったかもしれない。
用がなくても、家に帰ってきてよ。
「お正月休みはどうするの」
「べつに・・・二日三日はゴルフ・・・他には予定なしだな。」
「・・・」
月江姉さんの息子は「二度目の奥さんとは結婚しないで同居しているけど、アメリカでは今こういう人たちが多いの」と言っていた。
健太も、そういう人でもいいから(いるといいな)と、母は思っています。
ドアを開ける音、そして戸を開けぬっと顔を出す。
(少し太ったかな・・・少し髪の毛が薄くなったような・・・)大きなお世話、全く自分が年を取っていくことは当たり前なのに息子たちの少しの変貌にも胸が騒いでしまう母としてのわたし。
「仕事はきつくないの。身体に気をつけてね。」二人の息子に同じことを言っている。
「大丈夫だよ」(本当に?)
元気でさえいてくれたら、それでいいの。《頑張れ!》と激励叱咤されることもなく、くねくね自分の思い通り過ごし、今に至っている息子たち・・・何とか社会の中で頑張っている。
母と息子の薄い密着度・・・。息子の(小二のときの)作文「お母さんがきれいとは知りませんでした。」
誰かが言ったお世辞を真に受けた他人事のような作文。お馬鹿な息子も何とか一人前になり、昨夜はわたしにお年玉をくれた。
大きな海老の天ぷら入りお蕎麦を出したけど(相変わらずあんまりだったよ)という感想だったかもしれない。
用がなくても、家に帰ってきてよ。
「お正月休みはどうするの」
「べつに・・・二日三日はゴルフ・・・他には予定なしだな。」
「・・・」
月江姉さんの息子は「二度目の奥さんとは結婚しないで同居しているけど、アメリカでは今こういう人たちが多いの」と言っていた。
健太も、そういう人でもいいから(いるといいな)と、母は思っています。