続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『洞熊学校を卒業した三人』65。

2013-01-16 06:52:01 | カフカ覚書
 蛙はどくどくどく水を呑んでからとぼけたやうな顔をしてしばらくなめくぢを見てから云ひました。
「なめくぢさん。ひとつすまふをとりませうか。」
 なめくぢはうまいと、よろこびました。自分が云はうと思ってゐたのを蛙の方が云ったのです。こんな弱ったやつならば五へん投げつければ大ていペロリとやれる。

☆吾(わたくし)は遂げる貪(むさぼるように)信仰を。
 字を部(区分けし)運(めぐらせる)詞(言葉)。
 吾(わたくし)は、法(仏の教え)を運(めぐらせる)。
 二役を悟(理解、真理に目覚める)の等(平等)が題(テーマ)である。

『城』1155。

2013-01-16 06:12:01 | カフカ覚書
そのあとすぐに結婚をしたのですが、良人とだって、ほかになにを話すことがあったでしょうか。昼間は、話をする暇なんかありませんでした。わたしたちは、この宿屋をひどい状態で引き受けたものですから、なんとかしてちゃんとしたものにしようと汗水ながして働かなくてはなりませんでした。でも、夜は、その話をするのです。何年ものあいだ、わたしたちの夜の話題はと言えば、クラムのこととなぜ彼の気が変わったのかということばかりでしたわ。

 そのあと/nach→nachen/小舟。
 kurz・・要するに。
 結婚/Heirat→Heid/荒野。
 夜/Nacht→nachen/小舟。

☆その痕(傷痕)である小舟は要するに荒野なのか、人としてほかに話すことがあったでしょうか。一族の言葉は先祖の不幸な事情を引き継いだものですから、小舟は嘲笑のようなものです。わたしたちの小舟を語ることはクラム(氏族)と、なぜクラム(氏族)の気が変わったのかということばかりでした。