続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

乙女の笑顔。

2013-01-23 06:51:45 | 日常
 先日、美術館の講座でテーブルを囲み前に座った女子高生は終始笑顔を絶やさず、ひたすら嬉しくてたまらないといった空気を醸し出していた。

 この世の春・・・窮屈な高校生活からの解放も間近(終ったも同然)、大学への進路も決定している。何の束縛もない自由な時間は楽しく明るい未来への待機であって、全てが輝いて見え、彼女自身も輝いてしまうという幸福を享受しているようだった。

「このスィッチがね、やばいわぁ!」と驚喜している。粘土でスィッチの型をとったに過ぎないものを見て、あんなに喜べるなんて・・・こちらは呆然。「それ(そんなもん)で喜んでいるあなたが可愛いわ」とわたし。
 皮肉でも何でもなく、ただ可愛い。自分の娘であれば、こんなに喜んでるなんて(生んで良かった)と思うに違いない。

 箸が転げても笑う年頃・・・。もう身体の底から歓喜が湧き出していて《この少女の笑顔・・・値千金》とでも言いたいほど。


 これから先にも、その笑顔が幸福を連れてくるに違いないと思うような破顔一笑。
(何度でも、幾度でも、その笑顔溢れる人生だといいね)


 馬鹿笑いを咎められているおばさんのわたし・・・彼女の笑顔に触れてなんかリフレッシュ・・・ありがとう!!

『城』1162。

2013-01-23 06:22:40 | カフカ覚書
だって、わたしの身にふりかかったすべてのことは、なにひとつ文句をつける筋合いのものではなかったんですもの。もうクラムに会いにいけなくなったということも、クラム自身が決定したことですし、だから文句のつけようのないことだったわけです。

 なにひとつ(すべて)/alls・・・死。
 決定する/entscheidung→ende scheiden/死、区分けする。

☆だから、許されなかったのですが、死は正当だったのです。むしろクラム(氏族)に許されなかったのではなく、クラム(氏族)自身が、死を区別したことです。だから文句のつけようがなかったのです。