続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)㉛+

2020-08-02 07:57:19 | 飯島晴子

   藍布一反かなかな山からとりに来る

 藍布、インディゴ・ブルーに染められた布、タデ科の葉で染めたことがあるが、発酵してなくても薄いブルーくらいには染まる。ここはしっかり染めた藍布一反をかなかな山(遠隔地?)から受け取りにくるという昔話のような、ゆったりした生活感である。

 藍布一反はラン・フ・イツ・タンと読んで、覧、夫、逸、単。
 山からとりに来る(山取・来)はサン・シュ・ラクと読んで、散、酒、磊。
☆覧(よく見ると)、夫は(気楽に)単(ひとり)散(自由気まま)である。
 酒(酒など飲んで)磊(小さなことにこだわっていない)。

 藍布一反はラン・フ・イツ・ホンと読んで、覧、婦、逸、本。
 山からとりに来る(山取来)はサン・シュ・ライと読んで、散、主、頼。
☆覧(よく見ると)婦(妻)は逸(気楽で)本(ホントに)散(自由気まま)である。
 主(夫)に頼っている。