でで虫の繰り出す肉に後れをとる
たしかに、あれは肉である、肉がどこぞへ向かい進んで行く。さぞかし鈍いと思っていると、目を離したそのスキに見えなくなっている。
虫はチュウと読んで、誅。
繰り出すはソウ・スイと読んで、争、遂。
肉はニクと読んで、憎。
後れをとる(後取)はゴ・シュと読んで、互、守。
☆誅(罪を責め咎め)争うことを遂げると、憎むようになる。
お互いに守(他から侵されないように防ぐこと)である。
虫はチュウと読んで、注。
繰り出すはソウ・スイと読んで、総、推。
肉はニクと読んで、二句。
後れをとる(後、取)はコウ・スと読んで、衡、須。
☆注(書き記したもの)を総て推しはかると、二句がある。
(それは)衝(つり合い))を須(必要)とする。