身ほとりや濃き忘年の墓煙
身ほとり(身辺)では、濃いというか重いというかいろいろな苦労が山積した年であった。その苦労を払う、忘れてしまえたなら・・・。いま墓に供えた線香の煙が、一段と濃いように思われるのは、悲しみであり重責からの解放かもしれない。
身ほとり(身辺)はシン・ヘンと読んで、參、偏。
濃き忘年はノウ・ボウ・ネンと読んで、悩、防、念。
墓煙はボ・エンと読んで、模、延。
☆参(比べ合わせること)の偏りを悩み、防ぐ念(思い)で、模(手探りしたので)、延(期日が延びてしまった)。
身ほとり(身辺)はシン・ベンと読んで、親、弁。
濃き忘年はノウ・ボウ・ネンと読んで、能、乏、捻。
墓煙はボ・エンと読んで、暮、援。
☆親の弁(話)では、能(働き)が乏しいので、捻(捻出して)、暮らしを援(たすけて)いるという。