続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)六月の。

2020-08-04 07:26:40 | 飯島晴子

   六月の竈火の奥見つめをり

 六月、梅雨の季節であり湿度が高い。雨続きの湿気た竈は火が点き難い。まったくどうしたら点火できるのか、ため息をついている。

 六月はロク・ガツと読んで、録、合。
 竈火の奥(竈火奥)はソウ・カ・オウと読んで、双、果、応。
 見つめをり(見居)はケン・キョと読んで、兼、挙。
☆録 (文字に書き記したもの)を合(いっしょにすると)双(二つ)になる。
 果(予想した通り)応(ほかのものと釣り合う)。
 兼ねた挙(企て)がある。 

 六月はロク・ガツと読んで、録、合。
 竈火の奥(竈火奥)はソウ・カ・オウと読んで、総、彼、翁。 
 見つめをり(見居)はケン・キョと読んで、謙虚。
☆録(会員が書いたものを留めて保存し)合(一つにあわせている)。
 総(まとめる)彼の翁、謙虚である。


『飯島晴子』(私的解釈)㉝+

2020-08-04 06:57:29 | 飯島晴子

   わが末子立つ冬麗のギリシヤの市場

 写真を見ての感想だろうか。あの古代遺跡のあるかつての都、ギリシャの市場にわが末子が立っているという感慨である。

 わが末子立つ(我末子立)はガ・バツ・シと読んで、雅、閥、詩、隆。
 冬麗はトウ・レイと読んで、読、伶。
 市場はシ・ジョウと読んで、旨、常。
☆雅(風流な)閥(家柄)である。
 詩を隆(さかんに)読み、伶(音楽を奏でる)旨(志し)の常(日常)である。

 わが末子立つ(我末子立)はガ・マツ・シと読んで、芽、待つ、視。
 冬麗はトウ・レイと読んで、統、励。
 市場はシ・ジョウと読んで、詩、醸。
☆芽(兆し)を待つ。
 視(気を付けて見る)律がある。 
 統(一筋にまとめること)に励むと、詩を醸す。


R.M『恋人たち』

2020-08-04 06:42:11 | 美術ノート

   『恋人たち』

 頭部を白い布ですっぽり覆った男女(カップル)が頬を寄せ合い、あるいは口づけをしている画である。
 場所は海山の自然の景色、あるいは室内であるが、彼らは頭部(視覚)を隠蔽しているので、そこがどのような場所であるかを判明できない。場所どころか相手の素性すら確認できずに男と女という条件だけで好意あるポーズに興じているだけかも知れない。

 鑑賞者はこの二人の愛を肯定してこの画を見ている。そう思わざるを得ないからである。決して偶然の戯言ではないという確信は、ここには嫌悪の入るスキが認められず、平穏な空気だと理解するからである。

 男女の関係(あるいは人間関係)とは、そういう不確定なものではないか。
 頭部(顔)は見えていても、実はその内実は見えていない。たとえ愛する二人においても・・・。


 写真は『マグリット』展・図録より


『注文の多い料理店』7.

2020-08-04 06:36:03 | 宮沢賢治

「ぼくは二千八百円の損害だ。」と、もひとりが、くやしさうに、あたまをまげて言ひました。
 はじめの紳士は、すこし顔いろを悪くして、じつと、もひとりの紳士の、顔つきを見ながら云ひました。


☆字に潜む八(数多くの)飛躍を掩(隠している)。
 審(正しいかどうかを明らかにする)詞(言葉)が眼(要)である。
 和(調合する)新しい詞(言葉)を含み、兼ねて運(巡らせている)。


『城』3470。

2020-08-04 06:28:02 | カフカ覚書

しかし、なんの証拠も見せてもらえませんでした。フリーダは、これまでどおり酒場にいましたし、いつまでもそこにいることをひそかに大喜びさえしているのでした。


☆しかし、何の注意もなく、そのまま従来通り酒場(死の入口付近)に留まっていました。そこに残っていられることを秘かに非常に喜んでさえいるのでした。