続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)萩を刈る。

2020-08-10 07:03:53 | 飯島晴子

   萩を刈る一個の固き頭かな

 生い茂った萩を刈っている、その頭部だけが忙しく動いているのが見えるという景。固き頭は、年頃や風情も推して分かるという具合。

 萩を刈るはシュウ・ガイと読んで、終、憤。
 一個はイツ・コと読んで、逸、個。
 固き頭はコ・トウと読んで、個、悼。
☆終(命のおわり)の慨(なげき)が逸(隠れている)。
 個個(一人一人)の悼(死を悲しむ)。

 萩を刈るはシュウ・ガイと読んで、就、我意。
 一個はイツ・コと読んで、逸、此。
 固き頭はコ・トウと読んで、拠、問う。
☆就(成しとげた)我意が逸(隠れている)。
 此の拠(よりどころ)は、問うことである。


『飯島晴子』(私的解釈)㊵+

2020-08-10 06:22:53 | 飯島晴子

   悪茄子爛々とわが翁かな

 悪茄子、雑草の類であるけれど、どこか惹かれる風情があり、持ち帰って植えようとしたことがある。しかし鋭い棘の応酬、やはり野に置けという感じである。
 全体、黒緑の枝葉、実は有毒らしい。見ると、どうしても立ち止まってしまう野草である。(個人の感想ですが…)

 悪茄子はオ・カシ・と読んで、夫、下肢。
 爛々とはラン・ランと読んで、覧、欄
 わが翁(我翁)はガ・オウと読んで、賀、往。
☆夫の下肢、覧(よく見ると)欄(手すり)を賀(喜び)往(前に進んでいる)。

 悪茄子がアク・カ・シと読んで、握、佳、試。
 爛々はラン・ランと読んで、覧、濫。
 わが翁(我翁)はガ・オウと読んで、画、応。
☆握(手につかんだ)佳(よい)試みがある。
 覧(よく見ると)濫(むやみに)画いた応(他のものと釣り合うもの)がある。