続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)仄かなる。

2021-06-06 08:02:46 | 飯島晴子

   仄かなる男の地面ダリア立ち

 仄かなる男(仄成男)はシキ・ジョウ・ダンと読んで、私記、常、談。
 地面はチ・メンと読んで、質、免。
 立ちはリツとよんで、律。
☆私記の常、談(話)の質(内容)は、免(許すこと)で律(成り立っている)。

 仄かなる男(仄成男)はシキ・ジョウ・ナンと読んで、子規、状、難。
 地面はジ・メンと読んで、自、面。
 立ちはリツと読んで、立。
☆子規の状(ありさま)、難(わざわい/苦しみ)に自ら面(向き合い)立(世間に位置を占めている)。

 仄かなる男(仄成男)はソク・セイ・ノウと読んで、惻、逝、納。
 地面はジ・メンと読んで、持、面。
 立ちはリュウと読んで、粒。
☆惻(悲しんで)逝(人の死)を納(受け入れ)持(もちこたえる)面(顔)には 粒(泪の粒)があった。


鈴木しづ子(私的解釈)菊白し。

2021-06-06 07:40:11 | 鈴木しづ子

   菊白し得たる代償ふところに

 嫌いじゃなかったんだよ、目を見た瞬間にね。だから抵抗がなかったのに・・・。手渡された代償を受け取ってしまった。これじゃ娼婦だね、そう、娼婦だもの代償を頂いて当然の身。

 菊白し・・・日本人の誇り、菊の花。でも、何時から白い菊を死者に手向けるようになったんだろう。わたしは誇りを捨て、すでに死んだのかもしれない。ふところの代償は死者に手向けた白い菊に相当する。

※米兵相手のダンスホール、手を睦めば心が動くことも無いとは言えない。出兵戦士との容赦ない関係である。(当時1ドルは360円と決まっており、米兵の懐は命と引き換え…少なくなかったはず)


鈴木しづ子(私的解釈)娼婦またよきか。

2021-06-06 07:09:32 | 鈴木しづ子

   娼婦またよきか熟れたる柿喰うぶ

 娼婦、見ず知らずの男に性的関係を売るという不道徳。
 娼婦またよきか・・・罪悪感の肯定、自虐。いいじゃないか、こういうこともあるよ生きて堕ちる快楽。相手があってこその性的燃焼、明日は地獄が待っているやもしれない二人なら。

 熟れたる柿喰うぶ、もう十分大人だもの。腐る一歩手前が美味しいって・・・そのようになる、ならばそのように振舞おうじゃないの!