続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

『飯島晴子』(私的解釈)一月の。

2021-06-21 07:10:47 | 飯島晴子

   一月のみどり児に降る山埃

 一月はイツ・ガツと読んで、佚、月。
 みどり児(嬰児)はエイ・ジと読んで、陰、自。
 降る山埃はコウ・サン・アイと読んで、恍、讃、愛。
☆佚(楽しむ)月の影(ひかり)、自(自ずと)恍(うっとりする)。
 讃(褒めたたえて)愛でている。

 一月はイツ・ゴウと読んで、何時、合。
 みどり児(嬰児)はエイ・ジと読んで、翳、事。
 降る山埃はコウ・サン・アイと読んで、候、Sun、間。
☆何時、合(太陽と惑星が同一方向にある状態)になるのか。
 翳(ものに覆われる)事(出来事)の候(様子をうかがう)と、SUN(太陽)が間にある。

 一月はイツ・ゴウと読んで、逸、合。
 みどり児(嬰児)はエイ・ジと読んで、詠、辞。
 降る山埃はコウ・サン・アイと読んで、控、浅、哀。
☆逸(気楽)に合わせて詠む辞(言葉)を控える。
 浅はかで哀(心を痛めるもの)である。

※一月(新春)のみどり児(嬰児)たちの幸いに、千(たくさん)の愛を!!


若林奮『Ⅲ-3-1』

2021-06-21 06:42:01 | 美術ノート

   Ⅲ-3-1 雰囲気

 男の身体は被われており、顔(頭部)だけが露出している。山(草地)を挟んだ向こう側にはやはり頭部だけを露呈した動物が低く臥せている。
 二者の間を遮蔽する地面、この高さは距離(遠隔地)を現しているのだろうか。

 男は前方を確認しようと立ち、動物(他者)のほうは見えないにもかかわらず隠れようと身を低くしている。隠れているが感じており、男(対象者)を攻撃するために狙っているのかもしれない。
 二者の真意は隠されているが、対象への観察、見えない時空への警戒は共に同じ傾向をもって対立している。

 この対立、何を言おうとしているのだろ。脳の指令、五感の能動、見えない時空への脅威、存在は体制でもある。


 写真は若林奮『飛葉と振動』展より 神奈川県立近代美術館


『国道の子供たち』6。

2021-06-21 06:18:33 | カフカ覚書

夕方になって、僕はステッキをもったひとりの紳士がゆっくりと散歩して行くのを見た、腕を組み合せた二、三人の女の子が挨拶しながら傍らの草のなかによけてそのひとに道を譲った。


☆終末(この世の終わり)、一つになぅた大群が、ゆっくり留まっているのを見た。哀れな人たちは、対になった作り話を註解しながらも敬意を払っていた。