ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

米利上げ継続、ドル堅調ー学校で教えてくれない経済学

2006-02-02 23:49:48 | 経済学
米FOMCの14回目の0.25%利上げ決定で、日米金利差拡大期待から、当面、ドル堅調の地合いが続きそうだ。

2月1日、NY外国為替市場では、前日の米FOMCの0.25%利上げと3月開催予定の次回FOMCでの再利上げ期待、米債券相場値下がり(利回り上昇)、さらにNYダウ上昇から、ドルは対円のみならず対ユーロなど他の主要通貨に対しても値上がりした。

ドルは対円で前日の1ドル=117.30円から118.02円へ、対ユーロで1ユーロ=1.2152ドルから1ユーロ=1.2061ドルへ、対英ポンドで、1ポンド=1.7790ドルから1.7739ドルへ、対スイスフランで、1ドル=1.2783スイスフランから1.2895スイスフランへそれぞれドルは値上がりした。

2月2日の東京外国為替市場でもNY市場のドル堅調地合いを受け継ぎ、1ドル=118円台
前半の水準でドルは堅調に推移した。

欧州市場では、ECB(欧州中央委員会)は、短期の政策目標金利を年2.25%据え置き決定を受けて、当面、ドル堅調の地合いが継続すると予測される。

ただ、①欧州の住宅ローン残高が昨年11月の11.1%増から12月、同11.5%増と拡大が続いていること、②2005年のユーロ圏のインフレ率が2.2%増とインフレ目標の2%を超えたこと、③一部ながらスペインのインフレ率が昨年12月の3.7%から今年1月、4.2%へ増加したことから、3月2日開催予定の次回ECB会合では0.25%の利上げが実施されるとの見方が浮上しているようだ。

米国の利上げ継続、欧州の再利上げ機運の中、一人日本のみ蚊帳の外である。日本はいつまでゼロ金利政策を続けるのであろうか。

日本政府としてゼロ金利を継続するなら、なぜ継続する必要があるのかを国民にわかり易く説明する必要があるだろう。(了)


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ウイルス「BlackWorm」

2006-02-02 22:58:14 | 情報や案内及び雑談
2月3日は、ブログもメールも、ネットでつなぐのは全て休止致します。

理由は、gooニュースに、以下のような記事があったからです。



2月3日にPC内のファイルを破壊する
ウイルス「BlackWorm」が拡大~SANS警告


2006年 1月26日 (木) 00:30

 米SANS Instituteは24日、ウイルス「BlackWorm」が感染を拡大していると警告した。BlackWormは、2月3日にPC内のファイルを破壊する活動を引き起こすことが判明しており、ユーザーに注意を呼びかけている。

 BlackWormは、現時点ではセキュリティベンダー間で名称が統一されていない。トレンドマイクロでは「WORM_GREW.A」、シマンテックでは「W32.Blackmal.E@mm」、マカフィーでは「W32/MyWife.d@MM!M24」、ソフォスでは「W32/Nyxem-D」と命名しているが、いずれも同じウイルスを示している。米US-CERTがウイルスに通し番号を割り当てるCME(Common Malware Enumeration)では、ウイルスの共通IDとして「CME-24」を割り当てている。

 BlackWormに感染すると、PC内のファイルからメールアドレスを収集し、ウイルスを添付したメールを大量に送信するほか、アクセス可能な共有フォルダにウイルスのファイルをコピーする。また、各種ウイルス対策ソフトなどの活動を停止させ、ウイルス対策ソフト関連のファイルをPCから削除する。

 さらに、2月3日には、特定のファイルを破壊することが確認されている。対象となるのは、拡張子が「.doc」「.xls」「.mdb」「.mde」「.ppt」「.pps」「.zip」「.rar」「.pdf」「.psd」「.dmp」の各ファイルで、ファイルが“DATA Error [47 0F 94 93 F4 K5]”といった文字列で上書きされてしまう。

 また、BlackWormに感染したPCは特定のWebに「報告」を行ない、そのWebではBlackWormの「感染数」をカウンターで表示している。そのWebによれば、感染数は既に70万台を超えているとしている。

 BlackWormへの対応策としては、各社のウイルス対策ソフトが既に対応を済ませているため、パターンファイルを更新するとともに、不用意にメールの添付ファイルを開かないことが挙げられる。

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急がば回れ:株式投資ー学校で教えてくれない経済学

2006-02-02 18:40:51 | 経済学
hallickさんのところへ先日、来られたある患者さんが、
「Kenさんの『経済学』を昔から読んでいたら株で大損
しなったのになー」と話されたそうです。

ところが株式投資には、「急がば回れ」
の格言がぴったりだと思います。
「近道は遠道」ということわざもあります。
回り道でも本道を通ったほうが早く目的地に
つけると教えています。

あせってばたばたとお金をとりにいこうとする
魂胆があると見事に足元をすくわれます。
しかし、日本でゼロ金利政策が続くかぎり
銘柄とタイミングさえ間違えなければ
まだ値上がりしそうな予感がしています。

問題は①どの銘柄を選ぶか、ということと、
②買いのタイミングです。
どんなに業績がよくても織り込み済みの銘柄は
高値つかみします。
買いたい銘柄が割安や割高かがひとつの大切なポイントです。
いずれにしろ株式投資は片手間にできるものではありません。
地道な勉強もせず頂き物をだけをねらうことは出来ません。

それに株式投資の大切なことは付和雷同しないことです。
余裕資金があればいいですが、なけなしの金で
流言飛語に踊らされたり、たとえば証券会社の担当から
の電話一本での飛びつき買いが一番危険です。
そのいい例が、今回のライブドア事件では、お気の毒としか
言いようがありませんが、経験の無い素人が
被害をうけたと報道されています。
ひとつ言えることは、国策にあった銘柄や本流に乗った
目柄を選ぶと怪我は少ないかもしれません。

以前hallickさんの『経済学』で紹介した大林組(耐震技術)、
セブンイレブン(当時)(コンビ二トップ)、三菱商事(資源開発)は
その後大幅に上げました。
これからでも長い目で見て配当の妙味のある銘柄も
まだまだ買い余地があるかもしれません。

冒頭に述べましたが、日本でゼロ金利が5年も6年も続いて
いることから、さすがの我慢強い日本人も痺れを切らせて
貯蓄から投資へ重い腰をあげ始めたようです。

株を直接買うのは怖いという人にも郵便局が昨年
10月から投資信託の窓口を開設しました。
投資信託を介してかなりのまとまった個人のお金が
株式投資へ流れているようです。

原油相場が高騰してタナボタのオイルマネーで
外国人投資家や特に欧州の年金ファンドは、日本株が
割安と見て日本株を買いにきているようです。

ただ、相場は水物ですから、現在の株価が既にバブルという
厳しい意見も専門家の間にあるようです。

相場の世界では「まだはもうなり、もうはまだなり」という
格言もあります。
まだ高い、もう買えない、まだ安い、まだ買えると
見方が常に分かれています。

現在の16,600円の日経ダウがもう16,000円なのか、
まだ16,000円なのかを冷静に判断することが大切です。
1989年の日経ダウは39,000円で天井に俗に言う
バブルが崩壊しました。
いつまでもあるとおもうな親と金という言葉も
欲ぼけを戒めたことばでしょう。

また、日々の値動きに振り回されて激しく売り買いをする
デイトレーダーは決してもうけていないと言われています。
素人が株式投資を始めるにあたっては、余裕資金があれば、
これという目柄を決めたあと、自分で企業を育てる気持ちで
気長に投資することだと思います。

待ち合わせの時間でも余裕をもって出かけると
意外に早く目的の場所に着くことがよくあります。
ぎりぎりのタイミングでばたばたと飛び出したときほど
事故に遭い電車が遅れて不思議と失敗するものです。

「急がば回れ。」
なんの変哲も無いことわざですが、株式投資に限らず
人生全てに通じる先人の知恵のように思えてなりません。

これからの時代は国をあてにして生きていくことは
現実問題として難しくなるでしょう。

自分の健康は自分で守る。
自分の資産は自分で守る。

株式投資は資産運用のひとつの選択肢として
十分検討に値すると思います。(了)

作者・江嵜企画代表 Ken



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NYダウ98ドル高、1ドル118円、原油66ドルー学校で教えてくれない経済学

2006-02-02 08:55:27 | 経済学
2月1日、NYダウは、Google株安を嫌気して一時下げる場面もあったようだが、Boeing株上昇、原油安にリードされ前日比98ドル上げ10,953ドルで取引を終了した。

1月の米自動車販売が予想外に伸びたことで自動車株が値上がりしたこともNYダウ上昇を支援したとの見方もある。GM6%増、Ford18%増,DaimlerChrysler5%増の米車のみならず、日産の横ばいを除き、ホンダ21%増、トヨタ14%増と日本車の売り上げも増加した。

Boeingは05年10~12期の業績が前年同期比7%%増加したが、2006年の一株当たり利益見通しを3.10
~3.30ドルから3.25~3.45ドルへ、2007年見通しを4.10~4.30ドルへ引き上げことを市場は好感したようだ。

一方、原油相場は、とりたてて悪材料が出たわけではなく、一時バレル69ドルまで上昇したことで、目標達成感から利益確定売りが出たようだ。ただ、イランの核問題が収まったわけではなく、3月末に予定されているOPEC総会までは高値圏での相場が続くと見る専門家は多いようだ。

NY為替市場では、前日のFOMCで短期の目標金利であるFFレートが0.25%上げで年4.5%となり、日米の金利差を材料にドルが買われ、ドルは、一時、対円で1ドル=118.17円まで上昇した。

米FRB議長がグリーンスパン氏からバーナンキ氏へ交代して、米国の金融政策が新たな段階にはいった。今のところ、3月28日に予定されているバーナンキ議長のもとでの最初のFOMCではさらに0.25%利上げを予測するアナリストが多数を占めているようだ。

その一方で、米国の大手銀行が、利上げ打ち止め近しと読み、預金獲得を目的として、4月15日までなど銀行ごとに異なるが、期間限定で、預金高に下限を設け、優遇金利キャンペーンを開始したと興味深いレポートをWSJ紙電子版(1月31日)が紹介している。

米国の預金金利は、2004年6月のFFレート1.0%時に1.08~1.51%だった。その後FFレートの相次ぐ利上げに呼応して2.86~3.34%まで上げてきた。その金利を条件付きとはいえ4.0%から4.1%の優遇金利で預金者に誘いをかけたことが注目される。

日本の金利は深海魚のごとく動かない。いや動けないのである。深海魚は急浮上すれば血管が詰まるから死に至る。潜水夫の持病の潜水病を想像しておけばわかり易い。

最近の日本株高も深海魚と深く関わっていることを括目しておく必要がありそうだ。(了)


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