モーリス・ユトリロ展が2月23日から(3月13日まで)
難波高島屋グランドホール7階で開かれていると言うので
出かけた。
ユトリロは日本人でも人気の高い画家の一人であるので
初日とはいえ大勢の美術ファンが会場につめかけ
熱心に勧賞していた。
ビデオブースが会場奥に設けられており5分程度の
短い解説ながらユトリロの画暦やその人となりを
要領よくまとめられていた。解説を聞きながら
スケッチした。
ユトリロと聞けばあの白い壁の絵がすぐに頭に
浮かぶ。俗に言う「白の時代」の絵を中心に
約80点のユトリロ作品が一堂に集められており
見ごたえがあった。
ユトリロの母は著名な画家バラドン。父知らずで
育ち、8歳のとき始めて認知され、ユトリロの姓を
名乗ることになった。
21歳のとき飲酒癖が強く精神病院へ入れられる。
退院後医師の勧めで絵を始めた。
バラドンは息子が絵を描くたびにユトリロの絵をほめた。
ユトリロは絵を描けば母親が自分を振り向いてくれる
ので母の愛を引きとめようとしたのだろうか
ただただ絵を画いたと言う。
第一次大戦が終わるとユトリロの絵が
高値で売れ始めた。ところが母バラドンは恋多き女。
恋人が出来て、夜になると街に出た。
母親から見放されたユトリロは絵の価値も
わからずただワイン飲みたさに絵を画くようになっていった。
ユトリロは1955年72歳でなくなるが、ビデオ映像で
なくなる3週間前に画いたという絵が紹介された。
その絵はいまもパリの病院に飾られているという。
ユトリロの画いた白い壁は人肌に似た感触があると
解説にあった。
一枚一枚のユトリロの絵を見ていると彼の人肌のぬくもりが
伝わって来るようだ。ユトリロの人気の秘密はぬくもりであるに
違いない。〈了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)
難波高島屋グランドホール7階で開かれていると言うので
出かけた。
ユトリロは日本人でも人気の高い画家の一人であるので
初日とはいえ大勢の美術ファンが会場につめかけ
熱心に勧賞していた。
ビデオブースが会場奥に設けられており5分程度の
短い解説ながらユトリロの画暦やその人となりを
要領よくまとめられていた。解説を聞きながら
スケッチした。
ユトリロと聞けばあの白い壁の絵がすぐに頭に
浮かぶ。俗に言う「白の時代」の絵を中心に
約80点のユトリロ作品が一堂に集められており
見ごたえがあった。
ユトリロの母は著名な画家バラドン。父知らずで
育ち、8歳のとき始めて認知され、ユトリロの姓を
名乗ることになった。
21歳のとき飲酒癖が強く精神病院へ入れられる。
退院後医師の勧めで絵を始めた。
バラドンは息子が絵を描くたびにユトリロの絵をほめた。
ユトリロは絵を描けば母親が自分を振り向いてくれる
ので母の愛を引きとめようとしたのだろうか
ただただ絵を画いたと言う。
第一次大戦が終わるとユトリロの絵が
高値で売れ始めた。ところが母バラドンは恋多き女。
恋人が出来て、夜になると街に出た。
母親から見放されたユトリロは絵の価値も
わからずただワイン飲みたさに絵を画くようになっていった。
ユトリロは1955年72歳でなくなるが、ビデオ映像で
なくなる3週間前に画いたという絵が紹介された。
その絵はいまもパリの病院に飾られているという。
ユトリロの画いた白い壁は人肌に似た感触があると
解説にあった。
一枚一枚のユトリロの絵を見ていると彼の人肌のぬくもりが
伝わって来るようだ。ユトリロの人気の秘密はぬくもりであるに
違いない。〈了)
Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3 C0071 1905E
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)