猪熊佳子日本画教室ースケッチ＆コメント

ＪＲ山科駅と地下鉄山科駅からどちらからもほぼ
徒歩３分のところに京都市生涯学習総合センターがある。

猪熊佳子日本画教室はその総合センターの会議室のひとつを借りて
毎月第３土曜日午後１時から３時半まで開かれる。

一昨年６月にスタート後一年間は猪熊先生のアトリエで開かれていた。
手狭になって現在の場所に引っ越したがそれでも生徒12名のこじんまり
まとまった教室である。

山科は古代には中臣鎌足が邸宅を構え、中世では蓮如が別院を建てた。
あの大石内蔵助が山科から祇園に日参して討ち入りの日に備えたという
歴史的にも由緒ある町である。

上記センターの施設にはサークル室、和室、実習室、研修室、
多目的室などがある。日本画教室にもコーラスの声が聞こえたり
講演会や種々セミナーが開催されている。

猪熊佳子先生を慕って集まった日本画大好きの生徒ばかりということもあるが、
猪熊先生の誠心誠意行き届いた指導よろしきを得て、教室の雰囲気は
抜群にいい。

一息入れたところで教室の模様をスケッチした。〈了）
江嵜企画代表・Ken



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、１１月１日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3　　C0071 1905E　
株式会社 かんぽうサービス　℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14　肥後橋官報ビル６Ｆ（〒550-0002）

リチャード・クー氏講演会ースケッチ＆コメント

ある大手証券会社主催の大阪ドームでのイベントの一貫
として開かれたリチャード・クー氏の講演会に出かけた。

タイトルは『内外から見た日本経済』で、いつもながらの
歯切れ良い語り口調でリチャード・クー氏の持論である今回の不況は
構造不況ではなくあくまでバランスシート不況であると説明した。

「結論を先に申し上げると今回の日本経済の回復は本物である」
という講演冒頭のことばが印象に残った。

講演最後に、日銀の量的緩和政策解除に話が及んだが、
お金を返すひとはいてもお金を借りる人がもともといない。
「解除」してもお金を借りる人がいないのであるから、
問題は出ない。だから解除すべきであると話した。

解除しても金利はなかなか上がらないだろう。もう二度と
借金をしないと決めた企業の借金拒絶症はあと数年続く。
１５年かけてお金を返すことを続けた人間は、「解除」しても
再びお金を借りたいという気になかなかならないものだ。

金余りは日本だけでなくアメリカもドイツも同じである。本来なら
原油が６０ドルにもなればインフレになるが米国でも長期金利が
上がらないのは金余りだからだと説明した。

原油が６０ドルを越えて産油国に４，７００億ドルの余剰が生まれた。
稼いだお金で投資している。それが世界をまわって世界的な金余り
状態が続いている。

米国でいま一番困っている問題は住宅バブルがとまらないことである。
これはグリーンスパンが作ったバブルである。住宅バブルに
問題が出始めると米国はそこではじめて短期金利を下げ
始めるだろう。

為替レートについては、日米の金利差を材料にドルが対円で
買われていた。貿易赤字が増え続けている。住宅需要に変化が
出始めたタイミングで米国は利下げに転換するだろう。ドルが売られ
円が買われるだろうが年末か来年初めになるだろう。

日本では財政再建議論が政策トップのほうで取り上げられてきているが
小泉首相も慎重論になりつつある。税収が急ピッチで回復してきている。
税収の回復を見極めることを最優先することが大切だろう。

株式投資については、日本株は予想以上のスピードで値上がりした。
外国の金融会社も日本株の担当員を極端に減らしていたので
あわててヘッドハンティングしてる状態だ。

最近の日本の株式市場は、余りにも株価が急激に上昇したために、
すでに大幅に値上がりした銘柄は売られている。当然注意した方がいい。
ただ、外人売りで大幅に値下がりした銘柄はむしろ買い場だと思う。

徐々に企業の借金恐怖症が解消すれば，「陰」から「陽」の世界に
入るだろう。いまはまだ「陰」にある。いずれ経済政策の主役が
「財政」政策から「金融」政策に戻るだろうから、自分も『財政政策』論者から
『金融政策』論者に戻るかもしれないとウインクしながら話を結んだ。〈了）



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、１１月１日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3　　C0071 1905E　
株式会社 かんぽうサービス　℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14　肥後橋官報ビル６Ｆ（〒550-0002）