ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

副交感神経の↑↓

2006-02-10 09:51:38 | 食と健康
先日、以下のような質問をうけましたが、実践塾で使っている本が絶版になってしまい、急いで大幅改訂版を出版しなければならず、その質問への回答は、しばらく待ってもらうことにしました。
しかし、あまり延ばしすぎると、呆れられてしまいそうですので、とりあえず簡単に回答させて頂きます。



質問:―――食べ物で副交感神経↓させる物はないか?と考えるのですが、例えば「唐辛子」これら香辛料の類は口の中では交感神経↑させるのでが、お腹に入ると副交感神経↑させるので・・」
これは先生が実験されている筋力と食べ物の属性と関係があると思われますか。
普通に考えると唐辛子が口にある間が交感神経↑であるならば、筋力はアップすると思うのですが、どうなんでしょうね。―――




筋力テストで実験をしますと、唐辛子を食べたら肺経や心経の筋力は一時的に低下しますが、筋力は脳脊髄神経の遠心性伝導で、意識と関係する神経ですので、無意識に働く自律神経の交感神経や副交感神経の働きと、同様に考えることはできないと思います。

ですから、「香辛料の類は口の中では交感神経↑させる」というのは、発汗状態や心拍数などからしますと、その通りだと思います。

食事をする事態が、交感神経↑になると思いますので(「水」は別になるかも知れません)、副交感神経を↑する食物というのは、食事をしてある程度、時間が経過した時の問題で、多分、マクロビィオティックでいうところの「中庸~陰性」の食物と考えられます。

すなわち、穀物や野菜、海藻類の部類になるのですが、逆に考えますと、窒素やリンを多く含む食品(動物性)は、副交感神経を↓させてしまう(交感神経を↑させる)ことが考えられます。

これを筋力テストで実験するならば、心経や心包経を使うのが懸命かと思われます。
理由は、交感神経は、外界からの刺激に対して反応する神経で、以下のような働きがあるからです。

① 心臓の働きを速める
② 血圧を上げる
③ 消化を抑制する
④ 排泄を抑制する

交感神経と相反する作用を持つ副交感神経は、その逆の作用、つまり、以下のような作用です。

①心臓のはたらきを抑える
②血圧を下げる
③消化を促す
④排泄を促す

それらの働きで、顕著に反応するのが心臓と考えられますので、心経や心包経を使うわけです。

実験は、まだしていませんので、近々実験をして仮説の根拠を組み立ててみます。
コメント (8)
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25年来の砂糖相場高騰のウラに原油高ー学校で教えてくれない経済学

2006-02-10 09:14:34 | 経済学
NY商品先物市場で、砂糖相場が昨年秋以降急騰し、2月3日に、1981年4月以来の高値となるポンド19.15セントを記録した。投機資金も参入し高値波乱の状態が続いている。

WSJ紙電子版によれば、砂糖相場高騰の背景は、旱魃により砂糖キビの作柄がブラジル,タイなどの生産国の不作がつづいていること。その一方で、輸入国での砂糖需要が伸びた結果砂糖在庫が3年続きで減少していることだ。「こんなことはここ15年ほど経験したことがない」とNY,Fimat USA社、上席副社長、Michael McDougall氏は話している。

砂糖相場は過去10数年間、ポンド10セント近辺で低迷していた。それが昨年暮れごろから倍近くも一気に上昇したウラには、原油高、ガソリン急騰があったようだ。

McDougall氏によれば、原油相場が高騰した1980-81年と2006年の現在との共通点が多いという。特にブラジルでは、車用燃料の20%はエタノールである。石油の値段が上がると、ガロン1.5ドルのガソリンからガロン1ドルのエタノールの消費が当然増える。それがサトウキビの売り先が砂糖にまわらずエタノールへシフトしたからだと指摘している。

GMとFordが2月8日から始まったシカゴ・オートショーで、排ガス効果の大きいエタノール対応車の生産を倍増すると発表した。これに先立ちブッシュ米大統領は、今年の米年頭教書のなかで、環境に配慮して、車の燃料に化石燃料を減らし植物からとれるエタノールの使用を増やそうと呼びかけたことも砂糖相場高騰に影響しているかもしれない。

WSJ紙によれば、Henry Fordの最初の車はエタノールを燃料に使ったと興味深いエピソードを紹介している。エタノールに依存していた時代がしばらく続き、第二次大戦後ガソリンが増え、エタノール燃料の使用比率は、現在では世界で1%にすぎない。

ブラジルでは、1973年の第一次オイルショック、1979年の第二次オイルショックを経験する過程で、砂糖キビ生産農家には増産を奨励し、その一方で、車メーカーにはエタノール燃料使用車種の増産にそれぞれ補助金を出して支援してきたようだ。

ブラジルで売られている車の10台のうち7台はガソリン・エタノール併用車である。世界砂糖機関統計によれば、ブラジルでは砂糖キビ生産の52%はエタノール用だそうだ。

昨年、ブラジルへインド、中国が大型政府代表団を送った。ブッシュ大統領もヒラリー・クリントン米上院議員も実情視察にブラジルを訪問したとWSJ紙は紹介している。

砂糖相場高のウラに原油高。日本政府はブラジルの実情視察に出かけたのだろうか?(了)
江嵜企画代表・Ken

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