ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

弓弦羽神社ースケッチ&コメント

2006-04-16 21:32:52 | スケッチ
阪急電車、御影駅から南へ徒歩5分足らずのところに
弓弦羽神社がある。神社東隣には香雪美術館があり、
この界隈でもとりわけ落ち着いた閑静な場所に位置している。

神社伝承によれば応神天応の母、神功皇后が新羅凱旋の
帰途立ち寄ったとある由緒ある神社である。氏子もしっかり
しているのであろう本殿はじめ建物に風格が感じられる。

スケッチをしていても参拝が絶えない。氏子の信仰の熱さが
言わず語らず伝わってくる。

2月半ばに訪れたときには本殿傍のしだれ桜もようやく芽を
拭き始めたころであった。ところが、40日以上立つと盛りを過ぎて
花を落とした枝が目立った。

2月には境内を通して右にしだれ桜において本殿を望んだが
4月は裏に回り氏子代表が寄進したと灯楼をバックにしだれ桜を
スケッチした。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)




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桜吹雪:住吉山手四丁目ースケッチ&コメント

2006-04-16 21:24:34 | スケッチ
阪急御影駅下車、駅東のガードをくぐり北に向かう。

左に深田池を見ながらまっすぐ坂を登ると消防署があり
程なく行き止まりのところを右折すると左手に武田邸が
ある。

見ごろは過ぎたがそこの桜がすばらしいと今朝、
例の喫茶「いけだ」の仲間に勧められたので出かけた。

武田邸はこの地では武田長兵衛さんのお屋敷ということで
昔から広く親しまれているが、門の入り口には武田資料館の
表札がかかっていた。

惜しいことに評判の桜の花は夜来の雨で桜吹雪の真っ只中で
裏口へ抜ける路地はじゅうたんをびっしり敷き詰めたように
吹雪で飛んだ桜の花びらで埋まっていた。

来年は花の盛りに是非来て見たいと思いながらスケッチした。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)




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井上八千代さんースケッチ&コメント

2006-04-16 00:03:14 | スケッチ
第17回『読売こころ塾』が、大槻能楽堂(大阪市中央区上町)に、ゲストに
京舞井上流五世家元、井上八千代さんを迎えて開かれるというので応募、
幸い500人に選ばれたので、楽しみにして出かけた。

塾長の宗教学者、山折哲雄さんの巧みな話術もあるが、午後2時から4時まで
井上さんの実演の踊りあり、家元ならではの語りあり、都をどりのスライドによる
解説ありで堪能した。

話は都をどりのスライドから始まった。京都から東京へ遷都され京の都が
寂しくなった。京都を元気づけようと都をどりが始まったというエピソードをはじめ
て知った。京舞は200年の歴史があるそうだが、今日のゲストの井上八千代さんは
五代目を襲名したが、もともと家元を継ぐつもりなど全くなかった。

母親は素人、父と祖父は観世流能楽師、祖母はあの四世井上八千代さんである。
能舞台は子供のときから親しんでいたが能舞台に上がったのは本日はじめて
と話していた。井上さんによると舞いは女がし易いが能は男の世界で女は
できないそうだ。

いろいろな話のなかで一番印象的だったのは、「人間は一人、舞は生きるという
ことを形にすること、お客さんに命を見ていただくために舞う」ときっと
して言われた言葉だった。「舞を見てお客さんにも苦しんでもらいます」といわれた
井上さんの言葉には正直びっくりした。

山折さんが井上さんに四世の師匠から何か特別な芸談はお聞きでしたかと
聞いた。すると井上さんは、祖母は芸談を一切しなかった人でしたと答えた。
一呼吸あって、井上さんは、「祖母は、『お腹で舞え』、『役になりきれ』、
『舞台は生もの』とよく言ってました。答えになりましたでしょうか」と
はにかみながら山折さんに応じられた。

ここで井上さんは、突然席を立ち、マイクをテーブルにおいて踊りの
指導をはじめた。山折さんもここは慣れたものでさっとご自身も舞台に
飛び出して井上さんの前に正座した。

右手を上げるしぐさから、腰を落とす動作、前かがみ、腰を少し引いて
歩を前に進めるしぐさが続く。予定外のレッスン場面だったそうだが
会場は大いに湧いた。舞いながら、井上さんは、「お腹で舞え」というのは
舞の姿の中心がお腹で決まるからだと説明した。

井上さんは子供のころから「おいどを落とせ、おいどを落とせ」と何度も
言われたのを覚えているそうだ。関西ではおいどはおしりのことである。
お腹を中心にしながらおいどを落としてひと回転する。回るから舞いというと
身振り手振りで話も弾んだ。

マイクなしで朗々とした声が会場にこだました。話が一段落して質問の時間に
「お声がよく通りますがなにか秘訣は?」と聞かれた。

井上さんは「いえいえ」と手でさえぎりながら、「これは地声なんです。
子供のころからお前は声が大きい、大きい。」とよく祖母に叱られたと
答えておられたが、どうしてどうしてマイク無用の見事な声量だった。

師匠の思い出はと山折さんに水を向けられて、井上さんは、
「祖母は『怒られても泣いたらアカン』と厳しかった。稽古以外の
祖母はやさしいおばあちゃんだった。自分は2人の祖母を経験できて
幸せでした」とにこにこ顔で話された。

会場の中から教職関係の若い女性が立って質問した。
「井上さんは、若い舞妓さんをどう教えられるのか、なにか若者に対する
感想を聞かせて欲しい」と尋ねた。

「最近の若者は一人になることに不安を持っているようだ。すぐに群れようとする。
それも大勢でない。2人か3人で寄り集まる」と井上さんは答えられた。
10人入って10人とも辞めた年もあったそうだ。

次に若者と師匠との関係について会場で質問が出た。
井上さんは、「師に対する受け止め方が違うように思う。言葉使いから違う。
仲良しと思うのは結構だが師と生徒とが距離を保つことがないように
思う」と答えられた。

どの世界でも同じだなと聞いたが、本日の会場でも井上八千代さんの話に
いたく共鳴された人は多かったに違いない。

「一人になりきれない限り一人前でない。」

一人になることに不安を持つ若者がどんどん増えてきた今の日本で、
井上八千代さんが特に若者に送りたい心からなるメッセージだった
のではなかろうか。(了)



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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