ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

神戸風月堂:元町商店街ースケッチ&コメント

2006-04-09 08:12:42 | スケッチ
神戸風月堂で染色家の吉岡幸雄氏の
「食のいろどり、和の彩」というテーマでサロン講座が
午後2時半からあり出かけた。

講座まで30分近くあったので多少あわただしかったが
お店の斜め前から元町商店街をスケッチした。

会場はいつものとおおりご婦人がほとんどだった。丸テール6個、
各テーブルにざっと7~8人が座る盛況で、2時間近くの講座を
スライドやビデオを見ながら熱心に聞き入っていた。

インターミッションでは、さすが風月堂さんである、芯にあんこを
いれ、白絹と紅花で出来た桜色の布を二枚、衣を重ねた連想であろう、
巻いて仕上げたお菓子が出されおいしくいただいた。

日本人は古来目でも楽しみながら食事をいただいたようだ。
衣装だけではない。焼き物はもちろんお菓子にも色をつけた。

春、夏、秋、冬四季折々の色を楽しんだ。春は曙、桜、菜の花、萌黄色、
夏は若竹色、秋は紅葉、冬は弁柄色などなどなどである。

吉岡さんによると、最近の京料理の色目が派手すぎるように
感じる。飾り過ぎだと苦言を呈された。なすびが春先に出てくるのも
気に食わない。料理人もスーパーで売ってましたでは済まされまい。

NHKの料理番組も東京一辺倒だ。地方それぞれの局で料理番組を作り
旬の料理を紹介すべきだ。しょっ中NHKにもいっているが取り合ってくれない。

日本人は精進料理のイメージがあるが、古代から中世までは
日本人もチーズのようなものや野生の動物を調理していたそうだ。
禅宗が日本にはいってきてから影響を受けたらしい。

源氏物語では西の川(今の桂川)でとれた魚が一番おいしいと
言うくだりがある。源氏物語は衣装のことには色については
こまごま書いているが、食べ物のことは記述が少ない。

ただ、内大臣藤原忠通の任大臣大饗の献立が残っている。
それによれば、かに、うに、たこ、サザエ、あわび、
ほや、くらげなどの魚介類が並んでいるから一般庶民には
無縁でも貴族は手に入れていたようだ。

甘みは蜂蜜や葛草を切り絞った液を使っていた。砂糖は当時は
輸入品だった。

色といえば古代の日本人は顔に朱を塗っていたことがわかっている。
本日出されたお菓子は紅花の染料で、紅花は血の循環をよくすることも
古代の人はわかっていたようだ。

歴史、茶の湯、器、菓子と多方面に話は展開して
堪能させていただいた。(了)

江嵜企画代表・Ken



Kenさんのスケッチは、ブログ容量の関係で削除させて頂きましたが、11月1日に、「かんぽう」さんから『ユニークに乾杯』というタイトルで出版予定です。定価2.000円。
ISBN978-4-904021-03-3  C0071 1905E 
株式会社 かんぽうサービス ℡06-6443-2173
大阪市西区江戸堀1-2-14 肥後橋官報ビル6F(〒550-0002)


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