亡夫精子使った死後生殖を禁止…産科婦人科学会が指針に(読売新聞) - goo ニュース
2007年4月14日(土)21:03
日本産科婦人科学会(理事長・武谷雄二東大病院長)は14日、京都市で総会を開き、亡夫の凍結保存された精子を用いた死後生殖と、出生前親子鑑定の禁止を新たに会告(指針)に盛り込むことを決めた。
また、総会では、50歳代の女性が30歳代の娘に代わって「代理出産」したと公表した諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の根津八紘院長を、同学会の理事会が、厳重注意処分することを決めたと報告された。
この日決まった会告では、凍結された精子は、提供者が死亡した場合に廃棄するとし、不妊治療で使用する場合には本人の生存を確認するとした。凍結保存した精子の売買も認めないとした。「本人が亡くなっており(不妊治療に使用するための)同意が得られないため」が禁止の理由。
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代理出産のことについては、どちらかと言うと認めて欲しいという気持ちが強かったのですが、「死後生殖」の問題はどうなるのか気になっていました。
人間が自己と同じ種類の新しい人間を生ずる現象を「生殖」と言い、生殖器官は動物に備わっている生殖のための器官ですので、死後の世界からの生殖は異様な気がします。
素直に、「好きな人の子どもを生みたい」と思う気持ちは、「可能であれば叶えてあげて欲しい」と思います。
しかし、もしも「一族の優秀な子孫だけを残したい」と考える人がいたら、この技術を利用したくなるはずです。
親族結婚が多かった時代の後のことを考えた総合的な判断としては、「死後生殖」は禁止したほうがいいと考えていました。
2007年4月14日(土)21:03
日本産科婦人科学会(理事長・武谷雄二東大病院長)は14日、京都市で総会を開き、亡夫の凍結保存された精子を用いた死後生殖と、出生前親子鑑定の禁止を新たに会告(指針)に盛り込むことを決めた。
また、総会では、50歳代の女性が30歳代の娘に代わって「代理出産」したと公表した諏訪マタニティークリニック(長野県下諏訪町)の根津八紘院長を、同学会の理事会が、厳重注意処分することを決めたと報告された。
この日決まった会告では、凍結された精子は、提供者が死亡した場合に廃棄するとし、不妊治療で使用する場合には本人の生存を確認するとした。凍結保存した精子の売買も認めないとした。「本人が亡くなっており(不妊治療に使用するための)同意が得られないため」が禁止の理由。
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代理出産のことについては、どちらかと言うと認めて欲しいという気持ちが強かったのですが、「死後生殖」の問題はどうなるのか気になっていました。
人間が自己と同じ種類の新しい人間を生ずる現象を「生殖」と言い、生殖器官は動物に備わっている生殖のための器官ですので、死後の世界からの生殖は異様な気がします。
素直に、「好きな人の子どもを生みたい」と思う気持ちは、「可能であれば叶えてあげて欲しい」と思います。
しかし、もしも「一族の優秀な子孫だけを残したい」と考える人がいたら、この技術を利用したくなるはずです。
親族結婚が多かった時代の後のことを考えた総合的な判断としては、「死後生殖」は禁止したほうがいいと考えていました。