命には全て限りがあるが、60数年前、小学校で、火山に死火山と活火山があると教えられた。そのとき富士山は死火山と教えられた。ところが死火山とされた火山のなかで、富士山のように死んでいない火山は休火山と呼ばれるようになった。休火山は火山活動を休んでいるだけだから眠りから覚めれば爆発する。
相場の世界でも休んでいるだけで死んでいないということばをしばしば使う。死んでいなくとも生きるために死んだふりをする時がある。動物や特に昆虫の仲間に見られる。英語の話で恐縮だが、ふりをするという意味にPretend(プリテンド)という言葉を使う。外国人と話をしているとプリテンドという言葉がしばしば出て来る。外国人でも動物との付き合いが過去多かったと見られる肉食系の人が多い欧米系に多い気がする。
日本人でも子供は平気でウソをつく。悪気があるわけではない。お腹が減ったふりをする。これは生きるための本能から出て来る知恵なのだと思う。ところが最近の子供は、小さいときからパソコンという奇妙な道具を当てがわれる。大人でもパソコンと一日中向かい合った生活しているひとはおかしくなる。いわんや子供時代からパソコンに入り浸りの人間が増えれば、肉食系の人種にも変化が起こるだろう。
土に触れ、水と戯れ、野山をかけめぐる経験が特に子供時代から豊富な人間とそうでない人間とは根源的なところで違うような印象をしばしば受ける。この先100年200年経った日本人がどのような姿になっていくのか知るよしもないが、だんだんとただ機械の虜になっていく気配濃厚な世の中が末恐ろしい気がする。
12日のNY株式市場は、スロバキア議会が懸案のEFSF(欧州金融安定化基金)強化法案を今週末までに可決する見通しが生まれたことや足元のユーロ圏の経済指標が予想外に好調だとのデータが伝えらえたあと、明るいニュースに素直に反応、NYダウは、前日比102ドル高,11,518ドルで取引を終えたとCNBCAsiaMorning電子版に書いていた。
NHKBS番組「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した米国みずほ証券、大宮弘幸氏は「EUバロード委員長は、欧州の銀行の自己資本比率を高める必要がある。そのために積極的に金融機関に資本増強すると語った。スロバキア議会でEFSF法案で妥協が成立したと伝えられNYダウは一時200ドル以上値上がりした。NY外国為替市場では、一連の欧州での金融支援策の動きを受けて、ユーロが買われ、一時、1ユーロ=1.38ドル台、1ユーロ=107円台で取引された。7~9月期の米企業決算へ関心が向かいそうだ」などと解説していた。NY原油{WTI}相場はほぼ横ばいのバレル24セント安,85.57ドル、NY金先物相場はトロイオンス21.60ドル高、1,681.30ドルで取引を終了した。
朝6時台米大リーグ放送中だった。その間、テレビ東京系の番組「モーニングサテライト」を見ていたが、番組に出演した為替アナリストの新井貴子氏が「悪材料疲れ」という言葉を使い、「欧州株価が反発、ユーロが1ユーロ=1.38ドル台まで回復して来た。円買いを進めていた投機筋のユーロ買い戻しも影響している」と解説していた。相場の世界には「売り疲れ」「買い疲れ」という言葉もある。所詮、相場の世界も生き物である人間様のゲームである。
相場は人の心の鏡である。死んだ相場は生きかえらない。しかし、相場が、生きている限り、死んだふりをしていたり、休んでいたりすることをここ数日の動きは面白く教えている。ちょっとしたミスから大事故に繋がることが多い。つまらないミスが多いなと感じる時があるが、そんなときは休みなさいと神様が教えているのだと思っている。(了)
相場の世界でも休んでいるだけで死んでいないということばをしばしば使う。死んでいなくとも生きるために死んだふりをする時がある。動物や特に昆虫の仲間に見られる。英語の話で恐縮だが、ふりをするという意味にPretend(プリテンド)という言葉を使う。外国人と話をしているとプリテンドという言葉がしばしば出て来る。外国人でも動物との付き合いが過去多かったと見られる肉食系の人が多い欧米系に多い気がする。
日本人でも子供は平気でウソをつく。悪気があるわけではない。お腹が減ったふりをする。これは生きるための本能から出て来る知恵なのだと思う。ところが最近の子供は、小さいときからパソコンという奇妙な道具を当てがわれる。大人でもパソコンと一日中向かい合った生活しているひとはおかしくなる。いわんや子供時代からパソコンに入り浸りの人間が増えれば、肉食系の人種にも変化が起こるだろう。
土に触れ、水と戯れ、野山をかけめぐる経験が特に子供時代から豊富な人間とそうでない人間とは根源的なところで違うような印象をしばしば受ける。この先100年200年経った日本人がどのような姿になっていくのか知るよしもないが、だんだんとただ機械の虜になっていく気配濃厚な世の中が末恐ろしい気がする。
12日のNY株式市場は、スロバキア議会が懸案のEFSF(欧州金融安定化基金)強化法案を今週末までに可決する見通しが生まれたことや足元のユーロ圏の経済指標が予想外に好調だとのデータが伝えらえたあと、明るいニュースに素直に反応、NYダウは、前日比102ドル高,11,518ドルで取引を終えたとCNBCAsiaMorning電子版に書いていた。
NHKBS番組「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演した米国みずほ証券、大宮弘幸氏は「EUバロード委員長は、欧州の銀行の自己資本比率を高める必要がある。そのために積極的に金融機関に資本増強すると語った。スロバキア議会でEFSF法案で妥協が成立したと伝えられNYダウは一時200ドル以上値上がりした。NY外国為替市場では、一連の欧州での金融支援策の動きを受けて、ユーロが買われ、一時、1ユーロ=1.38ドル台、1ユーロ=107円台で取引された。7~9月期の米企業決算へ関心が向かいそうだ」などと解説していた。NY原油{WTI}相場はほぼ横ばいのバレル24セント安,85.57ドル、NY金先物相場はトロイオンス21.60ドル高、1,681.30ドルで取引を終了した。
朝6時台米大リーグ放送中だった。その間、テレビ東京系の番組「モーニングサテライト」を見ていたが、番組に出演した為替アナリストの新井貴子氏が「悪材料疲れ」という言葉を使い、「欧州株価が反発、ユーロが1ユーロ=1.38ドル台まで回復して来た。円買いを進めていた投機筋のユーロ買い戻しも影響している」と解説していた。相場の世界には「売り疲れ」「買い疲れ」という言葉もある。所詮、相場の世界も生き物である人間様のゲームである。
相場は人の心の鏡である。死んだ相場は生きかえらない。しかし、相場が、生きている限り、死んだふりをしていたり、休んでいたりすることをここ数日の動きは面白く教えている。ちょっとしたミスから大事故に繋がることが多い。つまらないミスが多いなと感じる時があるが、そんなときは休みなさいと神様が教えているのだと思っている。(了)