(学校で教えてくれない経済学)
こちら神戸でも朝6時にならないと明るくならない。今朝、阪神青木の更地パトロールに朝5時5分御影発の電車に乗るときはまだ暗かった。土曜日は町の有志が輪番で掃除をしておられる。今朝たまたまお二人のご婦人と話す機会があった。「いつもごくろうさまです。ありがとうございます。」と挨拶を交わしたあと「煙草のポイ捨てが後を絶たないですね」と水を向けたら「上手に吸い殻を捨てはります。」という意外な答えが跳ね返ってきた。「考えてそれなりに目立たないような場所に捨てはります」と続けた。
帰宅して朝5時50分のNHK/BSニュースを見ていたら「コダックが破さん申請を出したなどから30日のNYダウは前日比240ドル安、10,913ドルで取引を終了した」とアナウンサーが原稿を読んでいた。朝6時から例の「ワールドWaveMorning」が始まる。何かそのことで触れるかと思いながら約1時間見流していたが出なかった。NYダウ急落の背景は欧州金融危機と9月末特有のバランス調整の手じまい売りの影響による下げで、コダック関連のコメントはなかった。
いろいろ調べていたら29日付けのWSJ紙電子版に‘No intention’of filing for bankruptcy(破さん申請の意図なし)とコダックがうわさを否定という記事が出ていた。コダックの株価はうわさのあと78セントへ53%暴落、会社が否定後41%反発1.10ドルで取引を終了した。WSJ紙によれば破さん問題専門のJonesDayという法律事務所と契約したことが破さん申請と誤ったうわさとして流れたということだったようだ。
WSJ紙に限らずPlayという文字をクリックすればビデオ映像で専門家が記事の背景含めて結構詳しく喋ってくれる。話を聞いていると29日のNYダウの暴落は第一に欧州株安、第二に中国経済のスローダウン、米国景気回復の遅れから投資家のセンチメントがネガティブに傾いて来たことが影響していることがだんだん分かって来た。どうやら今回の不況は簡単に収まらない。世界景気は明らかにリセッションに入った。株は売り。商品相場も売り。債券相場は安全資産として短期長期債とも買われ、利回りは10年物で一時年1.89%まで低下したとWSJ紙に書いていた。
CNBCを見ていたらこの日は、原油(WTI)がバレル2.9ドル安、再び80ドル割れの79.20ドル、コ―ン、小麦、大豆など食糧商品相場が2~3%安と軒並み急落、世界同時不況を懸念した売りが出て来たと解説していた。リーマンブラザーズ危機はサプライズだったがそれなりに理由がはっきりしていた。今回は有吉佐和子さんの小説の名前を借りれば「複合汚染」だからじっくり腹を据えて取り組む必要がある。それを相場が分かり易く教えてくれているのかもしれない。
欧州金融危機に関連して29日のWSJ紙に「EU,IMF、ECB,トロイカ、ギリシャ救済調査団をデモ隊がブロック、庁舎に入れず、交渉頓挫」という記事が出ていた。現在、ギリシャは公共部門で35,000人の解雇が財政削減の前提になっている。整理対象の151ある公共機関でリストを出したところが現時点で90、さらに驚いたことには、担当窓口が提出しなければならない名簿に具体的に名前が書かれいるのは300名のみ、とさる高官が漏らした。公営の病院で看護婦がストに入った。国防省前では恩給大幅カット反対退役軍人がデモを始めたと書いていた。
今朝の英BBCは英国海軍35,000人を2015年までに3万に減らすと報じていた。英BBCはオバマ米大統領は、イエ―メンでアルカイダ、アンワリ・アラウキ、テロ容疑者を殺害したとテレビ演説する様子を流していた。報復の連鎖が予測される。煙草の吸殻ポイ捨てで済む日本と言う国は平和である。その平和の有難さを実感していないことの方がむしろ恐ろしい。(了)
こちら神戸でも朝6時にならないと明るくならない。今朝、阪神青木の更地パトロールに朝5時5分御影発の電車に乗るときはまだ暗かった。土曜日は町の有志が輪番で掃除をしておられる。今朝たまたまお二人のご婦人と話す機会があった。「いつもごくろうさまです。ありがとうございます。」と挨拶を交わしたあと「煙草のポイ捨てが後を絶たないですね」と水を向けたら「上手に吸い殻を捨てはります。」という意外な答えが跳ね返ってきた。「考えてそれなりに目立たないような場所に捨てはります」と続けた。
帰宅して朝5時50分のNHK/BSニュースを見ていたら「コダックが破さん申請を出したなどから30日のNYダウは前日比240ドル安、10,913ドルで取引を終了した」とアナウンサーが原稿を読んでいた。朝6時から例の「ワールドWaveMorning」が始まる。何かそのことで触れるかと思いながら約1時間見流していたが出なかった。NYダウ急落の背景は欧州金融危機と9月末特有のバランス調整の手じまい売りの影響による下げで、コダック関連のコメントはなかった。
いろいろ調べていたら29日付けのWSJ紙電子版に‘No intention’of filing for bankruptcy(破さん申請の意図なし)とコダックがうわさを否定という記事が出ていた。コダックの株価はうわさのあと78セントへ53%暴落、会社が否定後41%反発1.10ドルで取引を終了した。WSJ紙によれば破さん問題専門のJonesDayという法律事務所と契約したことが破さん申請と誤ったうわさとして流れたということだったようだ。
WSJ紙に限らずPlayという文字をクリックすればビデオ映像で専門家が記事の背景含めて結構詳しく喋ってくれる。話を聞いていると29日のNYダウの暴落は第一に欧州株安、第二に中国経済のスローダウン、米国景気回復の遅れから投資家のセンチメントがネガティブに傾いて来たことが影響していることがだんだん分かって来た。どうやら今回の不況は簡単に収まらない。世界景気は明らかにリセッションに入った。株は売り。商品相場も売り。債券相場は安全資産として短期長期債とも買われ、利回りは10年物で一時年1.89%まで低下したとWSJ紙に書いていた。
CNBCを見ていたらこの日は、原油(WTI)がバレル2.9ドル安、再び80ドル割れの79.20ドル、コ―ン、小麦、大豆など食糧商品相場が2~3%安と軒並み急落、世界同時不況を懸念した売りが出て来たと解説していた。リーマンブラザーズ危機はサプライズだったがそれなりに理由がはっきりしていた。今回は有吉佐和子さんの小説の名前を借りれば「複合汚染」だからじっくり腹を据えて取り組む必要がある。それを相場が分かり易く教えてくれているのかもしれない。
欧州金融危機に関連して29日のWSJ紙に「EU,IMF、ECB,トロイカ、ギリシャ救済調査団をデモ隊がブロック、庁舎に入れず、交渉頓挫」という記事が出ていた。現在、ギリシャは公共部門で35,000人の解雇が財政削減の前提になっている。整理対象の151ある公共機関でリストを出したところが現時点で90、さらに驚いたことには、担当窓口が提出しなければならない名簿に具体的に名前が書かれいるのは300名のみ、とさる高官が漏らした。公営の病院で看護婦がストに入った。国防省前では恩給大幅カット反対退役軍人がデモを始めたと書いていた。
今朝の英BBCは英国海軍35,000人を2015年までに3万に減らすと報じていた。英BBCはオバマ米大統領は、イエ―メンでアルカイダ、アンワリ・アラウキ、テロ容疑者を殺害したとテレビ演説する様子を流していた。報復の連鎖が予測される。煙草の吸殻ポイ捨てで済む日本と言う国は平和である。その平和の有難さを実感していないことの方がむしろ恐ろしい。(了)