ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

煙草のポイ捨てで済む日本と言う国は平和である、NYダウ240ドル安、欧州金融危機再燃

2011-10-01 11:45:43 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


こちら神戸でも朝6時にならないと明るくならない。今朝、阪神青木の更地パトロールに朝5時5分御影発の電車に乗るときはまだ暗かった。土曜日は町の有志が輪番で掃除をしておられる。今朝たまたまお二人のご婦人と話す機会があった。「いつもごくろうさまです。ありがとうございます。」と挨拶を交わしたあと「煙草のポイ捨てが後を絶たないですね」と水を向けたら「上手に吸い殻を捨てはります。」という意外な答えが跳ね返ってきた。「考えてそれなりに目立たないような場所に捨てはります」と続けた。

帰宅して朝5時50分のNHK/BSニュースを見ていたら「コダックが破さん申請を出したなどから30日のNYダウは前日比240ドル安、10,913ドルで取引を終了した」とアナウンサーが原稿を読んでいた。朝6時から例の「ワールドWaveMorning」が始まる。何かそのことで触れるかと思いながら約1時間見流していたが出なかった。NYダウ急落の背景は欧州金融危機と9月末特有のバランス調整の手じまい売りの影響による下げで、コダック関連のコメントはなかった。

いろいろ調べていたら29日付けのWSJ紙電子版に‘No intention’of filing for bankruptcy(破さん申請の意図なし)とコダックがうわさを否定という記事が出ていた。コダックの株価はうわさのあと78セントへ53%暴落、会社が否定後41%反発1.10ドルで取引を終了した。WSJ紙によれば破さん問題専門のJonesDayという法律事務所と契約したことが破さん申請と誤ったうわさとして流れたということだったようだ。

WSJ紙に限らずPlayという文字をクリックすればビデオ映像で専門家が記事の背景含めて結構詳しく喋ってくれる。話を聞いていると29日のNYダウの暴落は第一に欧州株安、第二に中国経済のスローダウン、米国景気回復の遅れから投資家のセンチメントがネガティブに傾いて来たことが影響していることがだんだん分かって来た。どうやら今回の不況は簡単に収まらない。世界景気は明らかにリセッションに入った。株は売り。商品相場も売り。債券相場は安全資産として短期長期債とも買われ、利回りは10年物で一時年1.89%まで低下したとWSJ紙に書いていた。

CNBCを見ていたらこの日は、原油(WTI)がバレル2.9ドル安、再び80ドル割れの79.20ドル、コ―ン、小麦、大豆など食糧商品相場が2~3%安と軒並み急落、世界同時不況を懸念した売りが出て来たと解説していた。リーマンブラザーズ危機はサプライズだったがそれなりに理由がはっきりしていた。今回は有吉佐和子さんの小説の名前を借りれば「複合汚染」だからじっくり腹を据えて取り組む必要がある。それを相場が分かり易く教えてくれているのかもしれない。

欧州金融危機に関連して29日のWSJ紙に「EU,IMF、ECB,トロイカ、ギリシャ救済調査団をデモ隊がブロック、庁舎に入れず、交渉頓挫」という記事が出ていた。現在、ギリシャは公共部門で35,000人の解雇が財政削減の前提になっている。整理対象の151ある公共機関でリストを出したところが現時点で90、さらに驚いたことには、担当窓口が提出しなければならない名簿に具体的に名前が書かれいるのは300名のみ、とさる高官が漏らした。公営の病院で看護婦がストに入った。国防省前では恩給大幅カット反対退役軍人がデモを始めたと書いていた。

今朝の英BBCは英国海軍35,000人を2015年までに3万に減らすと報じていた。英BBCはオバマ米大統領は、イエ―メンでアルカイダ、アンワリ・アラウキ、テロ容疑者を殺害したとテレビ演説する様子を流していた。報復の連鎖が予測される。煙草の吸殻ポイ捨てで済む日本と言う国は平和である。その平和の有難さを実感していないことの方がむしろ恐ろしい。(了)

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先日の一穴鍼法講習会 (臨床実技は皮膚炎・高血圧・膝痛)

2011-10-01 08:20:22 | 診断即治療と虹彩学
先日の講習会は、ちょっと偉そうに、論語や韓非子の話から始めました。
論語や韓非子は読み方によって、鍼灸上達の秘訣になると考えているからです。
臨床は、皮膚炎、高血圧、膝痛の方々がモデルになってくれました。
参加した方々は、目の前で皮膚炎の発赤が薄くなっていくのを見て、「おおー!」と声をあげていました。

こちら のブログにも講習風景が掲載されています。(⌒_⌒)

その後、参加者の方から以下のようなメールを頂きました。


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新城先生。
お疲れさまです。山梨です。

先月と昨日の講習会で(蕁麻疹の)痒み治療を教えていただいたのですが、先ほど、適応例の患者さんが来られたので症例報告いたします。

患者さんはいつも腰の治療に来られる方で、木曜日に右足の甲、足しに発疹が発生。
更に左足の甲、足しに広がり膝にまで広がりました。

痒み無し。発赤強く。靴下をはくと違和感あり。原因不明。皮膚科医に診察直後に来院。

本人は、腰の治療にきましたが、蕁麻疹治療をさせてもらいました。

脈診では腎虚、巨針長針が無いので督脈には刺鍼せず、豪鍼だけで治療したのですが、みるみるうちに発疹の赤味・盛り上がりが取れてきました。

置鍼五分後、六割発疹が消え抜鍼。
腰の治療後に再度発疹の確認、ほぼ消失。患者さんが『凄い!!』と叫んでおりました。写真を撮っておけばと、後悔しております。(無料で治療させてもらいました。)

来院時は、内服薬と塗り薬を処方されていましたが、私が針治療を
行ったときは、これらは使っておりません。


翌日この患者さんが、来院されて患部をみせていただきました。
刺鍼当日は発疹が消失していたようにみえたのですが発赤は完全に消失。
発疹は茶色のものがわずかにあったていどでした。

本当でしたら、皮膚疾患には絶対手を出しませんでしたが、(鍼灸の書物には治療法が記載されていますが、隣が皮膚科なので紹介をしておりました。)
先生の講習会で、本当に効果があることが分かり挑戦できました。


あまりの治療効果に嬉しく、急いで携帯メールを送らせていただきました。
長文申し訳ありません。

ありがとうございました。

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ちなみに、当日お話した論語と内容は、以下の通りです。

【子(し)の曰(たまわく)、学びて思わざれば則(すなわち)ち罔(くら)し、思うて学ばざれば則(すなわち)ち殆(あや)うし】
(先生が言いました。学ぶだけで考えようとしない人は学んだことを実行できない。勝手に考えるだけで学ぼうとしない人は道を誤りやすい)という論語があります。

論語の教える「学ぶ」とは、さまざまな価値観に出会うことだといいます。さまざまな価値観との出会いが人間性を高めてくれるわけです。鍼灸治療だと、解剖生理だけではどうにもなりません。鍼灸古典だけでも問題があります。人間は自分と同感の人と接触していきます。

鍼灸が上達するにつれて「演算」が上手くなります。自分が学んできたことを、論理的に組合すことができるからです。初心者は、断片的な知識が脳にコピーされているだけなので「演算」はできません。

演算ができるようになるには、治療理論と技術を学び、多くの臨床をすることが基礎になります。即ち、多くの人と出会うことも大切のように思われます。人はそれぞれに考え方があり、人の体はそれぞれに特徴があるからで、それが連想術につながるからです。

そして学んだ中から、自分で考えて(この病にはこのツボというのは当てにしないで)、自分が覚えた技術を組み合わせていくと、連想による「演算」ができるようになります。
「学びて思い、思うて学ぶ」ことが、鍼灸上達の秘訣ではないかと思います。

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