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EFSF(欧州金融安定基金)報道で、NYダウ乱高下、株高速売買のとがめか?

2011-10-19 10:28:43 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)



「欧州首脳がEFSF(欧州金融安定基金)枠拡大で合意した」と伝えられ、18日のNY株式市場は前日比180ドル上げ、11,577ドルで取引を終了した。「NYダウは、欧州金融不安を材料に、一時100ドル以上下げていた。取引終了後先の報道は否定された。現実問題として、具体的な解決策が出されるか難しい。」と「ワールドWaveMorning」(経済情報)に出演したみずほコーポレート銀行、荒井守氏は冷静にコメントしておられた。

「ワールドWaveMorning」で米ブルームバーグの番組に出演していた米資産運営会社、J.アフリン氏は「NY株式取引の2/3はフラッシュ取引、つまり高速売買である。18日の相場の上げ下げはその典型的な一日に過ぎない。株価は、①企業収益、②マクロ経済、③流動性,④投資家心理、⑤モメンタム(流れ)などさまざま要素で評価しなければならない。」などと話していた。ただ、理屈通りにいかないのは相場に限らない。高をくくることが一番怖いと常々思っている。

古い話で恐縮だが、ニチボ―貝塚バレーボールチームを世界一に育てた大松監督が「おれについてこい」という本のなかで「ビルマ戦線で捕虜の時、「釈放」と「死刑」をイギリス軍が時間を置いて交互に時間を見計らってアナウンスした。その結果、ほとんどの捕虜は精神的にずたずたにされて処刑される前に死んでいった。その時の経験で、欧米人を相手にして戦う心構えを学んだ」と書いておられた。

40年前の日米繊維戦争の際、陣頭指揮された当時旭化成工業社長、日本化学繊維協会会長、宮崎輝氏は、「アメリカ人と戦うためには肉を食え」というのが氏の口癖だった。肉食人種と日本人のような草食人種は物事の捉え方、行動の仕方、特にスピード感が基本的に違う。「肉を食え」はそこから出て来た言葉だった。

なぜ欧米人は決断が早いか。肉は一刻も早く処理しないと腐るからである。生きるか死ぬかの瀬戸際で培われた経験が遺伝子に組み込まれているからであろう。一方、日本人に動作緩慢な人が多いのはご先祖さんのお陰だから責められないかもしれない。戦後70年近くたって、昨今、日本人の平和ボケに一段と磨きがかかってきたにすぎない。

今朝の「ワールドWaveMorning」で経済関係のニュースではムディ―ズがフランス国債の格下げを「向こう3ケ月間」見守ると発表したとフランスF2が取り上げていた。現在フランス国債はAAAランク、つまり最低の金利で借り入れが保証されている。格下げされると高い金利を余儀なくされる。その最右翼に居るのがギリシャ国債である。しかし、フランス国債の格下げは時間の問題と見られている。次期フランス大統領候補に指名された野党社会党オランダ党首は、フランス国債の格下げをエサにして選挙を戦う可能性が高い。

韓国KBSが「韓国に一足早い冬の訪れ」と題して流していた。今朝のソウルは3.9℃で例年より10日早い。紅葉の広がる速度が例年20日間で30キロ進むが今年は50キロと早い。遅くとも11月初めにはスキー場がオープンできますとスキー場の経営者がニコニコ顔でテレビカメラに答えていた。タイの水害は厳しいニュ-スである。水は昔を覚えているということわざがある。文明を謳歌しているつもりになっているが、いいも悪いも所詮、お天気には勝てない。

クリントン米国務長官がリビア電撃訪問には驚いた。クリントンリビア訪問はカタール、アルジャジ―ラもトップで報じていた。イスラエル人1人釈放とパレスチナ人1000人釈放の取引成立を英BBCが報じていた。政治と経済は一体に動いている。生臭い背景があるのだろう。地球は一つ。世界は一つ。日本列島だけが世界でないことだけは確かである。(了)

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