ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

きのうの臨床実践塾:第一回スクレオロジー講師養成・認定講習

2012-10-01 10:09:14 | 診断即治療と虹彩学
昨日、第一回講師講習会を開催しました。
台風がきていたので、九州や北陸や関東方面からは来れないだろうと考えていたのですが、なんのなんの、「電車が止まっては帰れないから」と車で走ってきた方や、一泊する予定で来た方、新幹線が動くのを待って帰られた方々と、予約人数から3人抜けただけでほぼ満席になりました。

欠席された方々は、e-ラーニングでカバーしますのでご安心ください。

講習は、講習の意義と方法の解説から始めましたが、スクレオロジーの利点やイリドロジーとの関係、基本的な分析や血管の種類、そして撮影と鍼灸臨床の実技と進めたのですが、「反射区ごとの説明」まではできませんでした。

昨日の実技は、炎症を治める鍼や、任督の流れの実験などをしました。
臨床歴の長い方々も、「へー、そうなんですね」と感心していました。
極力治療法の実技を入れたいと考えていますので、次回からは経絡ごとに現れる症状と実技を織り交ぜて、全4回で全ての経絡の治療ができるようにしたいと思います。


足裏の七星配置のイラストはfacebookの「東洋医学臨床研究会」に投稿してありますので、昨日参加された方々は、そちらからダウンロードしてください。

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第5回国際教育講演会風景(スケッチ&コメント)

2012-10-01 08:15:59 | スケッチ


第5回国際教育講演会風景

江嵜企画代表・Ken



第5回国際教育講演会が9月29日、六甲アイランドにある神戸国際大学キャンバスで開かれ、楽しみにして出かけた。会場の様子をいつものようにスケッチした。主催は八代学院と神戸国際大学・神戸国際大学付属高等学校ということもあって、ところどころにお年を召した方の姿も見られたが大部分は若い学生さんだった。

基調講演は、「学生、教師、教育にとってのフェアトレード」と題して大野敦氏(立命館大学経済学部准教授)が行った。ここでいうフェアトレードとは、世界から貧困をなくすために、開発途上国の生産者の環境を守り彼らの生活をサポートする「貿易のしくみ」だということが分かった。この日最大の収穫は、講演のあと、「ワークショップ」コーナーを設け、参加者がテーマごとに4つのグループに分れて、フェアトレードとは何かを体験学習することが出来たことである。講演会と言えば、講師の話を聞き、あと2~3質疑応答があっておしまいである。

たまたま「コーヒーからフェアトレードを考えよう」(講師、同志社中学校・高等学校教諭、織田雪江氏)を選んで参加した。教室の生徒は、4つのグループに別れ、テーブルごとに話し合って答えを出す。たとえば、日本の喫茶店のコ―ヒ―一杯の値段は平均420円です。生産者の取り分はいくらかという設問があった。グル-プ内でも意見が分かれた。正解は1.7円だと知り、驚いた。いかに生産者の取り分が少ないかを改めて教えられた。

フェアトレードコ―ヒ―の価格の決め方に話しがすすんだ。生産にかかる費用と生産者の一定の利益を保証するために最低価格以上で購入する。水洗式アラビカ種で1ポンド140セント以上の最低輸出価格で買う。さらにフェアトレードプレミアムとして1ポンド20セントの支払いを義務付ける。割増金(プレミアム)が、生産者組合によって管理され、生産地の学校や診療所建設などに使われる。コ―ヒ―豆の生産国世界トップはブラジルで世界の36%を占める。2位がベトナムで15% は意外だった。ブラジルでの霜害に加えて、最近は、投機資金がコ―ヒ―市場に流入、国際相場乱高下に拍車がかかっている。

授業の後、織田雪江先生に素晴らしい授業でしたと感謝を伝えた。織田先生は、もう少し時間が欲しかった。バタバタしてしまって申し訳ないと答えられた。織田先生自らタンザニア・ルカ二村に足を運び撮られた多くの写真を教室で見せてもらった。貧困の中、国際相場に翻弄されながらも、そこには子供達や村人に笑顔があった。「一杯のコ―ヒ―」という流行歌が昔あった。一杯のコ―ヒ―を飲みながら、フェアトレードの意味を改めて考えるいい機会をもらった。収穫の多い講演会だった。(了)

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