スペイン政府、支援要請延期を嫌気、ＮＹダウ、51ドル高から32ドル安へ急落、スペイン失業者、

今年9月までで47万8,000人増加（学校で教えてくれない経済学）


モナリザのモデルとされる人物の墓が発掘される様子を伝えるロシアRTRの放送を 10月3日朝5時台放送のワ―ルドWaveMorningが紹介していた。考古学者の説明によれば頭骸骨はほぼ完全な状態だ。女性の組織も入手した。モデルがどのような顔をしていたのかはコンピューターで再現される。モナリザの謎に迫ることが出来ることし最大の出来事だなどと解説していた。ロシアRTRはグルジアの大統領選挙で野党候補「グルジアの夢」党代表、イワニシヴィリ氏が当選確実になった。サ―カシビリ現大統領は敗北宣言をした。メドベ―ジエフ首相は歓迎声明を出したと伝えていた。7時台放送のスペインTVEはスペインの9月の失業者が8万増え、ことしになって全体で47万8,000人増加したと伝えた。

中国CCTV,上海RTSは共に、釣魚島に日本の右翼が不法侵入した。中国は断固反対だ。日本が止めないと情勢は益々複雑化してくると伝えていた。6時台放送のフィリピンABS-CBNは、デル・ロサリオ、フイリピン外相が、国際法の順守と尊重を訴えたと伝え、ベトナムTVEは、外務次官が国連で演説し、国際法順守と国連憲章を中国が守ることだと述べたと伝えていた。中国CCTVは、フイリピン、ベトナム2ケ国が、国連で演説したと紹介、中国固有の領土を中国の主権として守るとコ―ライ報道官は語ったと伝えていた。

一方、今朝放送の韓国KBSはことし7回目の原発事故が起こった。国民の不安が高まっていると伝えていた。豪ABCはフクシマ原発メルトダウン事故が環境に与える影響を訴える目的で、被災者の一人が低度放射能を閉じ込めたシャンゼリアを創作、アメリカとフランスでイベントを開く。日本での展示を期待していると伝えていた。ところで、日々伝えられるワ―ルドWaveMorningの放送を何人の日本人が見ているのだろうか。庶民の多くが関心を持たないのはいい。国を預かる責任ある立場の人で、一体いかほどの人間が関心をもって各国が伝える放送内容を承知しているか危惧する。今朝も中国は、日本、フイリピン、ベトナムの国連演説を聞き、即中国の立場で反論する機敏さを日本政府も学んでほしい。

2日のNY証券取引所で、NYダウは、一時51ドル上げていた。ところが、スペイン政府は、EUに支援要請を延期したと伝えられ反落、前日比32ドル安、13,482ドルで取引を終えたと米ブルームバーグのJushLipton記者が解説した。為替は1ドル＝78.16円、1ユーロ＝101円。商品市場についてAlixSteel記者は「天然ガスが3.52ドルへ急騰した。原油は91.89ドル、金は1，772.70ドル。一方、大豆は豊作と伝えられ2％近く下落、小麦も米国輸出減で1.44％下げた」などと話していた。大豆、小麦共ひところの勢は全くない。日本はこれから大豆、小麦の値上げが台所を襲う。タイミングが全てずれている。相場の世界は、鳥や獣と同じで、逃げ足が早い。政治も経済も同じだ。中国も米国も、メンツ、プライドは人一倍強いことを頭にいれながら相手は鳥だと思って付き合うことが大切だろう。

米大統領選を控えて経済指標では5日発表の米雇用統計から目を離すことが出来ない。（了）