ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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日本の4~6期GDP、予測下回る、アベノミックが期待通り進んでいないこを示した:

2013-08-13 09:32:24 | 経済学
13日放送、米ブルームバーグ(学校で教えてくれない経済学)


神戸の街は1945年3月17日米軍による大空襲で焼け野原になった。その時の様子を今年8月10日封切りされた妹尾河童の少年時代を描いた原作の映画「少年H」で生々しく伝えてくれている。当然戦争を知らない2000年10月15日生れの役者、吉岡竜輝が見事に演じる姿に感心した。アメリカとの戦争がはじまった1941年12月8日前後から戦争後に至るまで、旧国鉄「鷹取駅」近くで紳士服仕立てをやっていた父親と息子とのやりとりのひとことひとことに父親の息子に伝えておきたい思いがにじみ出ており特に印象に残った。映画「少年H」は世界4大映画祭の一つ第35回モスクワ国際映画祭で特別作品賞を受賞した。

H少年家族が通っていたキリスト教教会宣教師、ステープルズ夫人がある日突然米国に帰国する。日本がなんとなくきな臭い状況に変わりつつあることをH少年一家は察知する。先の夫人からH少年はNYエンパイヤーステートビルの絵ハガキが届く。当時の神戸にはせいぜい5階建てのビルが建っている程度。エンパイヤーは82階だ。アメリカには自動車が街中を既に走りまわっていた。そんなアメリカと日本がどうして戦争を始めたのかと、父に問うH少年とのやりとり。スギハラビザで神戸を経由してパレスチナを目指すユダヤ人の服をH少年の父親が修繕する場面もリアルだった。2時間たっぷりの映画を書く紙数はない。映画「少年H」を一人でも多くの日本の少年少女達に特に見て欲しいと思った。

話し変わって、12日朝6時台放送のフランスF2で,中国経済減速が世界の広範囲に影響を及ぼしつつあるとした上で、重慶を例にとって、林立する高層マンションの値段が高すぎてほとんどが空室、街全体がゴーストタウン化する様子をあるハネムーン夫婦を取材しながら紹介していた。マンションの周りにコンビニもショッピングセンターもない。こんなところでは生活できない。一方、巨額のローン返済が月々新婚夫婦の家計を直撃すると紹介していた。一方、8月12日付けのWSJ紙電子版で、RebeccaThurlOw,RobbM.Stewart両記者が「豪州トップの鉱山会社、世界の石炭輸出の1/3を占めるRioTint社が中国からの輸入の急減で炎上している。石炭の国際相場はここ3年の最安値を更新した。当社は既に1万人の鉱山労働者を解雇した。年内さらに1,300の解雇を予定している」と書いていた。

週明け12日のNY市場では、商い閑散のなかNYダウはほぼ横ばいの5ドル安、15,419ドルで終えた。朝6時台放送の米ブルームバーグは、冒頭、日本の4~6月期のGDPが予測以下の成長に止まり、アベノミックスが期待していたほど成果を上げていないことを示したと紹介したことが特に印象的だった。12日付けのWSJ紙電子版も日本のGDPに触れ、予測の3.6%増が2.6%増、1~3月のGDP3.8% 増を下方修正、日経株価は0.7% 値下がりしたと書いていた。アベノミックスの行方に対する米メディアの関心の高さを示した。NY外国為替市場ではドルが対円、対ユーロともに値上りし、1ドル=96.88~92円、1ユーロ=128.86~90円で取引された。NY原油(WTI)はバレル0.1%高、106.11ドル、NY金はオンス1.7%高、1,334.70ドルだった。方向性の乏しい様子見相場が継続している。(了)

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