14日付けWSJ紙(学校で教えてくれない経済学)
ユーロ圏17ケ国全体の今年4~6月のGDPが前期比0.3%増加7四半期ぶりにプラス成長に転じたとEU統計局が発表した。ドイツ0.7%増、フランス0.5%のプラス成長がリード、ポルトガルが1.1%増だった。一方、イタリア0.2%減、スペイン0.1%減だった。15日朝7時台放送のスペインTVEは冒頭の二ュ―スで「ポルトガルの1.1%増を注目する。スペインの成長を促す。ユーロ圏全体の0.3% 増を歓迎する。ところが、政府は与野党とも手放しで喜んでいない。リセッションから抜け出したと今判断することは時期尚早だと見ている。」と伝えた。
英BBC,フランスF2,ドイツZDFもユーロ圏GDPの0.3%増を詳しく伝えた。英BBCは「債務危機に陥っている大手銀行には朗報だろう。しかし、スペインの失業率は26.2%と高止まりしている。何も良くなっていないと警戒している。」と解説した。ドイツZDFは「危機を乗り越えたのかといえばまだ部分的だ。大喜びするには早すぎる。ドイツの増加は建設業の伸びが成長率を押し上げた。」と解説した。フランスF2は「フランスは0.5% 増加した。フランスとしては最大の増加だ。財布のひもを少し緩めたようだ。」と伝えた後,バカンス先のレストランでのインタビューで「ピザだけ注文した。デザートは止めた。」と客が答える様子を画面に映して「フランスのGDPが0.5% 増えた。これで満足してはならない。」と結んでいた。
15日朝放送のワ―ルドWaveMorningでは、英BBC,フランスF2,ドイツZDF,ロシアRTR,カタールアルジャジ―ルが、揃ってエジプト暫定内閣が非常事態を宣言、モルシ派の占拠地帯の強制撤去を開始、多数の死傷者が出ていると伝えた。英BBCは「英国人記者一人が死亡。カイロ市内などで外出禁止令が出ている。終息のめどは立っていない。」と伝えた。アルジャジ―ラは「観光地にも影響が出ている。死傷者の被害状況は把握できていない。」と伝えた。ロシアRTRは「内戦に発展するかもしれない。現地は事実上戦争状態だ。反政府勢力グループから300人以上の死者が出た。エジプトの失業率は13% に増加している。ムスリム同胞団には抵抗を止める気配はない。ムスリム同胞団はシリアに始まり、イスラエルの国境での紛争、西はサハラ砂漠、東はイラン、アフガニスタンへ勢力を拡大させている。テロを頻発させている。」と伝えていた。
一方、14日、NY市場では、NYダウは前日比113ドル安、15,337ドルで取引を終えた。14日付けのWSJ紙電子版でAlexandraScaggs記者は「今年下半期の米経済見通し懸念から全面安となった。」と記事冒頭に書いていた。米ブルームバーグ出演のMattMiller記者は「株価は16~17%値上がりした。投資家は利益を既に上げている。ダウの100ドル程度の下げは問題にしていない。」とコメントしていた。NY原油(WTI)はバレル0.1%高、106.85ドル、NY金はオンス1%高、1,334ドルだった。NY外国為替市場ではドルが売られ、1ドル=98.02円、1ユーロ=129.90円だった。日本だけで物事を見ていると間違うだろう。(了)
ユーロ圏17ケ国全体の今年4~6月のGDPが前期比0.3%増加7四半期ぶりにプラス成長に転じたとEU統計局が発表した。ドイツ0.7%増、フランス0.5%のプラス成長がリード、ポルトガルが1.1%増だった。一方、イタリア0.2%減、スペイン0.1%減だった。15日朝7時台放送のスペインTVEは冒頭の二ュ―スで「ポルトガルの1.1%増を注目する。スペインの成長を促す。ユーロ圏全体の0.3% 増を歓迎する。ところが、政府は与野党とも手放しで喜んでいない。リセッションから抜け出したと今判断することは時期尚早だと見ている。」と伝えた。
英BBC,フランスF2,ドイツZDFもユーロ圏GDPの0.3%増を詳しく伝えた。英BBCは「債務危機に陥っている大手銀行には朗報だろう。しかし、スペインの失業率は26.2%と高止まりしている。何も良くなっていないと警戒している。」と解説した。ドイツZDFは「危機を乗り越えたのかといえばまだ部分的だ。大喜びするには早すぎる。ドイツの増加は建設業の伸びが成長率を押し上げた。」と解説した。フランスF2は「フランスは0.5% 増加した。フランスとしては最大の増加だ。財布のひもを少し緩めたようだ。」と伝えた後,バカンス先のレストランでのインタビューで「ピザだけ注文した。デザートは止めた。」と客が答える様子を画面に映して「フランスのGDPが0.5% 増えた。これで満足してはならない。」と結んでいた。
15日朝放送のワ―ルドWaveMorningでは、英BBC,フランスF2,ドイツZDF,ロシアRTR,カタールアルジャジ―ルが、揃ってエジプト暫定内閣が非常事態を宣言、モルシ派の占拠地帯の強制撤去を開始、多数の死傷者が出ていると伝えた。英BBCは「英国人記者一人が死亡。カイロ市内などで外出禁止令が出ている。終息のめどは立っていない。」と伝えた。アルジャジ―ラは「観光地にも影響が出ている。死傷者の被害状況は把握できていない。」と伝えた。ロシアRTRは「内戦に発展するかもしれない。現地は事実上戦争状態だ。反政府勢力グループから300人以上の死者が出た。エジプトの失業率は13% に増加している。ムスリム同胞団には抵抗を止める気配はない。ムスリム同胞団はシリアに始まり、イスラエルの国境での紛争、西はサハラ砂漠、東はイラン、アフガニスタンへ勢力を拡大させている。テロを頻発させている。」と伝えていた。
一方、14日、NY市場では、NYダウは前日比113ドル安、15,337ドルで取引を終えた。14日付けのWSJ紙電子版でAlexandraScaggs記者は「今年下半期の米経済見通し懸念から全面安となった。」と記事冒頭に書いていた。米ブルームバーグ出演のMattMiller記者は「株価は16~17%値上がりした。投資家は利益を既に上げている。ダウの100ドル程度の下げは問題にしていない。」とコメントしていた。NY原油(WTI)はバレル0.1%高、106.85ドル、NY金はオンス1%高、1,334ドルだった。NY外国為替市場ではドルが売られ、1ドル=98.02円、1ユーロ=129.90円だった。日本だけで物事を見ていると間違うだろう。(了)