選ぶ(学校で教えてくれない経済学)
「米年末商戦、雇用不安が重しとなる恐れ」と書いたWSJ紙10月29日の記事を、11月1日放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演のWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏が紹介していた。次に紹介したWSJ紙10月28日付け記事では「米で再びIT株ブーム」と書いたが、小野由美子氏は「1999年から2000年にかけて多くのIT関連ベンチャーが設立、関連株への投資ブームが起こり株価は高騰した。ドットコムバブルと呼ばれた。」がフロリダ大学、ジェイリッタ―教授によれば「新規株式公開したIT企業を1999年(左覧)と2013年現時点(右覧)で見れば①新規公開企業数:368対32、②初値値上がり率:87%対26%、③創業からの年数(中央値):4年対13年、④上場初日で株価が倍になった企業数:114対1,⑤iPO価格市場価額比率:26.5対6.5などみれば、1999年と現在では、実態は大きく異なると小野由美子氏は指摘していた。
10月31日付けのWSJ紙電子版でChrisDieterich記者は「米雇用統計、米企業業績、FOMC議事録が重しとなり、31日のNYダウは前日比73ドル安、15,545ドルで取引を終えた。市場では、政府機関閉鎖、財政上限引き上げ問題で、一時、金融緩和縮小時期がずれとの見方だったが、意外に早い時期に実施されるとの見方が再び出て来た。9月のシカゴ購買部景気指数が予測55.7に対し65.9へ改善した。これは良い二ュ―スである。ところが良い二ュ―スであればあるほど、緩和縮小の時期が早まると市場は懸念している。投資家にとって、大事なことは、FRBは、この先数年にわたって、金融緩和政策を維持するだろうとのより長期的視点に欠けると、HaverfordTrust,CIO,HankSmithは話した。」と書いていた。
株式市場に限らず、政治、経済の世界でも、目先、目先で動く傾向が益々強まっている。目の前の業績を市場はより厳しく指摘する。ハローウインは年末商戦の前哨戦と見られている。ところが政府機関閉鎖、米議会のごたごた、政府統計の発表が遅れた。アメリカ全土に暴風雨が吹き荒れ、ハロウインの催しが文字通り吹き飛ばされたと11月1日朝放送の米ABCは伝えていた。米雑誌フォーブスが2013年世界で最も影響力を与えた人物としてロシア、プーチン大統領がトップとなりオバマ米大統領は2位に落ちた。プーチンはシリア問題解決にリーダーシップをとった。スノ―デン元CIA職員をアメリカの再々の要請にも関わらずロシアにとどめたなどの行動が背景にあるとフォーブスは指摘したとCNNが伝えた。出来ないアメリカ、出来る日本という見出しでWSJ紙も先日書いた。何も出来ないアメリカが不安を醸し出し、NY株式市場でも微妙な影を落としているのかもしれない。
一方、31日、NY外国為替市場では1ドル=98.35~38円、1ユーロ=133.59~65円で取引された。NY原油{WTI}はバレル0.4%安、96.38ドル、NY金相場は1.9%安、オンス1,323.60ドルだった。米国債が売られ10年物国債利回りは2.526%から2.542%へ上げた。
レッドソックスが「世界一」になり、ボストンはお祭り騒ぎだと米ABCが伝えていた。(了)
「米年末商戦、雇用不安が重しとなる恐れ」と書いたWSJ紙10月29日の記事を、11月1日放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演のWSJ紙日本版編集長、小野由美子氏が紹介していた。次に紹介したWSJ紙10月28日付け記事では「米で再びIT株ブーム」と書いたが、小野由美子氏は「1999年から2000年にかけて多くのIT関連ベンチャーが設立、関連株への投資ブームが起こり株価は高騰した。ドットコムバブルと呼ばれた。」がフロリダ大学、ジェイリッタ―教授によれば「新規株式公開したIT企業を1999年(左覧)と2013年現時点(右覧)で見れば①新規公開企業数:368対32、②初値値上がり率:87%対26%、③創業からの年数(中央値):4年対13年、④上場初日で株価が倍になった企業数:114対1,⑤iPO価格市場価額比率:26.5対6.5などみれば、1999年と現在では、実態は大きく異なると小野由美子氏は指摘していた。
10月31日付けのWSJ紙電子版でChrisDieterich記者は「米雇用統計、米企業業績、FOMC議事録が重しとなり、31日のNYダウは前日比73ドル安、15,545ドルで取引を終えた。市場では、政府機関閉鎖、財政上限引き上げ問題で、一時、金融緩和縮小時期がずれとの見方だったが、意外に早い時期に実施されるとの見方が再び出て来た。9月のシカゴ購買部景気指数が予測55.7に対し65.9へ改善した。これは良い二ュ―スである。ところが良い二ュ―スであればあるほど、緩和縮小の時期が早まると市場は懸念している。投資家にとって、大事なことは、FRBは、この先数年にわたって、金融緩和政策を維持するだろうとのより長期的視点に欠けると、HaverfordTrust,CIO,HankSmithは話した。」と書いていた。
株式市場に限らず、政治、経済の世界でも、目先、目先で動く傾向が益々強まっている。目の前の業績を市場はより厳しく指摘する。ハローウインは年末商戦の前哨戦と見られている。ところが政府機関閉鎖、米議会のごたごた、政府統計の発表が遅れた。アメリカ全土に暴風雨が吹き荒れ、ハロウインの催しが文字通り吹き飛ばされたと11月1日朝放送の米ABCは伝えていた。米雑誌フォーブスが2013年世界で最も影響力を与えた人物としてロシア、プーチン大統領がトップとなりオバマ米大統領は2位に落ちた。プーチンはシリア問題解決にリーダーシップをとった。スノ―デン元CIA職員をアメリカの再々の要請にも関わらずロシアにとどめたなどの行動が背景にあるとフォーブスは指摘したとCNNが伝えた。出来ないアメリカ、出来る日本という見出しでWSJ紙も先日書いた。何も出来ないアメリカが不安を醸し出し、NY株式市場でも微妙な影を落としているのかもしれない。
一方、31日、NY外国為替市場では1ドル=98.35~38円、1ユーロ=133.59~65円で取引された。NY原油{WTI}はバレル0.4%安、96.38ドル、NY金相場は1.9%安、オンス1,323.60ドルだった。米国債が売られ10年物国債利回りは2.526%から2.542%へ上げた。
レッドソックスが「世界一」になり、ボストンはお祭り騒ぎだと米ABCが伝えていた。(了)