ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

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志賀俊之、日産副会長大いに語る(スケッチ&コメント)

2013-11-03 02:48:57 | スケッチ


志賀俊之、日産副会長大いに語る

江嵜企画代表・Ken



志賀俊之、日産副会長、前COO(最高執行責任者)が、大阪府立大学、創基130年記念、第4回ホームカミングデ―で記念講演を行った。志賀さんは、母校、大阪府立大経済学部を1976年卒業、日産自動車に入社した。氏がインドネシア、ジャカルタ所長時代ゴ―ン日産社長に大抜擢されたことで話題を提供した人物でもある。

「本日は副会長として、はじめての講演となります。11月1日朝刊各紙に様々な記事が出ています。2000年に常務になったときは46歳でした。8年7ケ月COOを勤めました。3ケ年計画の中で、タイ、インドネシア、ロシア、中国、インドなど9ケ国で新工場を建設中で、それぞれ2014年果実を生む。」

「自分自身若手を抜擢すべきだと言いつずけて来た。日産が業績下方修正を発表した。仕込みが終わって、若手にバトンタッチするいい区切りだった。あとはアベノミックスに少しはお願いしたい。」と話したあと、記念講演本論に入った。

「創基130年、「原点に帰る」、歴史を振り返って立ち止り、次の歩みをはじめる。本日、記念大会テ―マですが、車の原点は何か。今後どうなるかについて1時間お話ししたい。」と口火を切った。

プロジェクタ―画面一杯に上下に分けて、4枚の写真、上段は左に馬だけ、右に乗馬姿、下段には、左に人が乗った車、右に運転席に人がいないで走る写真を見せた。

馬は昔、移動の道具だった。馬が車に代わった。人々の生活に余裕が生まれた。その一方で、負の部分として、温暖化、大気汚染、エネルギー不足問題を起こしている。

乗馬では、馬は騎手の体調を察知して動く、これからの車は車が全てを察知して動く時代に変わる。電気自動車の時代になる。この話しをするとアメリカでは大いに受ける。日本ではあまりうけないと。運転席に人がいない時代が来ると。

シエ-ルガス革命でガソリンがなくなることは当面考えられない。しかし、これからの車は電力とのネットワークを強め、エネルギ―問題を車がリードする時代になると力説した。

車の負の部分として、死亡事故がある。インドでは、年間12万6,000人が、中国では6万7,000人、アメリカでは3万4,000人が車の事故で死亡している、と話しを続けた。

①Zero Emission(排気ガスゼロ)、②Zero Fatality(死亡ゼロ)を目指す。①電動化、②知能化で、世界をリードする。これからはIT世界へ車が参入する。車がIT産業のライバルになる。車が人をリードする時代になる。電気自動車の時代がやってくると話しを終えた。

1時間ピタリで11時15分に講演は終った。全て書ききれない。ぬくもりのある氏の人柄が会場の空気を和やかな雰囲気にさせた。印象に残る講演会だった。

記念講演会の前、奥野武俊、大阪府立大学長は「明治16(1883)年設置の獣医学講習所から、平成17(2005)年4月の大阪府立大、大阪女子大、大阪府立看護大の府立三大学統合再編で公立大学法人大阪府立大学に至った。それぞれの機関が設立された意義を問う、「原点に帰る」大切さを痛感する」と挨拶した。大阪市立大との統合話も出た。水面下では進んでいるようだが。政治が絡んでいると学長は、言葉を濁した。

帰路、阪神淡路大震災当時、大阪住之江に避難していた。当時、しばしば訪れたザビエル公園北西角にある喫茶「MY WAY]を尋ねた。府大、市大統合の話しが出ていたとマスターに話したら「水と油のような学校だから実現は難しいだろう。」と答えてくれた。

喫茶店ではいろいろな人が出入りしている。大学の統合話に止まらない。世の中には街中景気判断と言う指標もある。庶民の声はマスターの一言に意外にも集約されているのかもしれないと思いながら店を後にした。

別件ながら、本日、5日から総勢60人のブ―タンへのツアーに参加、11日帰国予定である。未知の国ブータンは一度訪れたいと思っていた。時間を見つけてスケッチすることも今回の旅行の楽しみの一つである。(了)

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