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米雇用情勢改善、イエレン次期FRB議長上院で正式承認材料にNYダウ109ドル高、史上最高値更新

2013-11-22 09:41:27 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


NYダウは11月20日,前日比109ドル高、16,009ドルと再び過去最高値を更新した。21日付けWSJ紙電子版でMattJarzemsky記者は,金融緩和継続のイエレン発言、堅調な米企業業績が背景だ。一方、年開け早々に予想される米議会での予算審議、脆弱な欧州経済、不透明な中国経済など不確実な要素を多々含んでいる。ただ、問題が現実化するまでは、投資家はポジティブ・サイドに焦点を置くだろうとの専門家の見方を紹介していた。22日朝6時40分放送の米ブルームバーグは「失業保険申請件数が減少したことがこの日の相場をけん引した。米企業業績も引き続き堅調だ。」と解説、ゲスト出演した投資家のMattMclennan氏は希少価値の技術力を持つ企業、バブルではない、古いテクノロジーをベースに確実に収益を上げて来ている企業、例えばOracleを注目している」と紹介した。WSJ紙はNYダウ採用銘柄30社平均は年初から22%上げた。この内Catapillar(8.5%安)、IBM(4.1%安)2社のみ下落と今朝の記事を結んでいた。何もかもが値上がりしない。株価に限らない。物でも人物でもそれは同じで、一段と選別の時代に入ったことを意味している。

22日朝5時45分から放送のモーニングサテライト出演した大和証券CMアメリカ、シュナイダ―恵子氏は「NYダウは10月8日から一気に1,200ポイント上げやや一服感も見られる。アメリカでも60歳代に入った戦後生まれの団塊の世代はあまりリスクを取りたがらない傾向がある。全ての銘柄が上がるようなバブル相場にならない。個々の企業業績が支える相場展開を予測している。」と解説していた。今朝7時30分放送のワ―ルドWaveMorning「経済情報」出演の大和証券CMアメリカ、大宮弘幸氏は「米新規失業保険申請件数が7週間振りの最低水準まで低下した。ジャネット・イエレン氏が、21日開かれた米上院銀行委員会で、次期議長に圧倒的多数で承認された。小売り堅調も相場を支援した。消費堅調を受けて、21日NY原油(WTI)はバレル95.44ドルへ反発した。ただ、長期金利上昇が、今後住宅ローン金利に影響してくる。米長期金利動向を注目している。」などと解説していた。21日のNY金相場は続落、オンス1,243.50ドルで取引を終えた。NY外国為替市場では、長期金利上昇を受けて、ドルが買われ、1ドル=101.14~16円、1ユーロ=136.33円と日本円は、対ドル、対ドル共に売られた。

今後の外国為替相場見通しについて、先のモーニングサテライト出演の三菱東京UFJ銀行、野本尚宏氏は「ドル円は一時1ドル=101.16円まで買われた。FOMC議事録発表後は短期金利が下落、長期金利が上昇した。こん後のドル円相場は短期金利が上昇すれば上がり、下がれば下落するだろう。短期金利の動向を注目している。一方、日銀の黒田総裁は金融緩和を継続すると発言した。」と解説していた。

その他のワ―ルドWaveMorningでは中国CCTVは「EUパンロンバイ大統領、バローゾ委員長を北京に迎えた。中国はEUと互恵平等の精神のもと、貿易、物流、新エネルギー政策、宇宙開発、青少年同士の交流の活発化を推進する」と李首相は語ったと紹介した。(了)

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