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イラク、マリキ首相、挙国一内閣設立に賛同せずイラク情勢悪化の一途も原油、金相場共に下落、一方、

2014-06-27 09:58:28 | 経済学
NYダウ早期利上げ観測で下げる(学校で教えてくれない経済学)


アメリカが原油輸出を40年ぶりに許可した。国内でのシエールガス増産が背景にあると27日朝6時放送のフランスF2がトップで取り上げた。二番目のニュースとして旧東ドイツで6基あった原発が1970年代に事故を起こし廃炉となったが、原子炉は取り除かれたが廃炉作業はなお40年続く。廃炉解体コストは40億ユーロ(約5,500億円)に上る。ドイツは廃炉ノウハウをフランスふくめ欧州各国に輸出する計画だ。フランスもエネルギーの原発依存度を現在の75%から50%に下げると紹介していた。27日朝放送の「キャッチインサイト、世界の情報」番組に出演したウオールストリートジャーナル日本版編集長、小野由美子氏は「アメリカが原油輸出を決めたとWSJ紙が6月26日付でスクープした。」と紹介していた。

同番組の「経済情報」に出演の大和証券キャピタルマーケッツアメリカ、大宮弘幸氏もアメリカの原油輸出再開を取り上げ「アメリカの原油生産は2010年に1億バーレル/日だったが現在3億バーレル/日へ急拡大している。米国の輸入の50%は原油が占めていた。輸入が急減、同時に輸出が増えれば貿易赤字は劇的に改善する。」と解説していた。アメリカのイラク参戦はイラクでの原油権益確保が最大の狙いだった。アメリカが中東での政治的、軍事的プレゼンスを縮小しているが、アメリカの原油をめぐる環境の劇的な変化が背景にある。27日朝放送の英BBCは「イギリスのへイグ外相がイラク訪問、マリキ首相と会談した。自らの辞任と祖国一致内閣については会談でも一言も触れなかった。」と伝えていた。英国のブレア当時首相がブッシュ当時米大統領を支持してイラクに参戦したことが厳しく非難されている。イギリスがケリー米国務長官同様マリキ首相に引導を渡した今朝のニュースは歴史の転換点を示す象徴的出来事である。ドイツARDもへイグ英外相とマリキイラク首相との会談を伝え「へイグ外相はマリキ首相にイラクのすべての国民に支持される統一内閣樹立を要請した。しかし、マリキ首相は受け入れなかった。」と伝えていた。

26日、NY市場は、5月の米個人消費が予想を下回ったこと、一部米連銀総裁がアメリカの利上げは来年の6~7月より早い時期に実施されるとの見解を示したことから、売り先行となりNYダウは前日比21ドル安、16,846ドルで取引を終えた。27日朝6時台放送のブルームバーグ出演のアセットマネジャー、JueTanious氏は連銀総裁発言は観測気球であろうが「実質ゼロ金利そのものが異常である。当然解消さるべきだ。」と解説していた。NY債券市場では債券が買われ、10年物国債利回りは2.532% へ低下した。NY外国為替市場は1ドル101.65円、1ユーロ=138.36円で取引された。NY原油(WTI)はバレル105.84ドル、NY金はオンス1,316.10ドルと共に下げた。ウクライナではポロシェンコ、ウクライナ大統領の和平提案をよそにウクライナ東部2州では戦闘がやまない。イラクは国家分裂の危機に直面しているかのような映る。しかし、原油も金もあわただしい動きを見せていない。「相場は物知り。」という格言もある。27日朝放送の米ABCはワールドカップに米国はドイツに負けたが決勝トーナメント進出を決めてアメリカ中が興奮していると伝えた。(了)

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