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ケリー米国務長官、マリク首相に政権交代を促す、ウクライナ情勢改善に向けて和平交渉始まる、NYダウ様子見

2014-06-24 09:24:24 | 経済学
(学校で教えてくれない経済学)


アリューシャン列島でマグニチュード8.0の地震が24日午前5時53分発生した。サントリー新社長にローソンの新浪社長が就任するというニュースをNHK/BSニュースがトップで取り上げていた。同じくNHK/BS「ワールドニュース」24日朝5時放送の英BBCはトップで「ケリー米国務長官が予告なしにイラク訪問、マリク首相と会い宗教、民族にとらわれない包括的政権を作るべきだと引導を渡した。和やかな雰囲気はまったくなかった。」と伝えた。ロシアRTRは同じく5時台の放送で「EU外相会議が23日開催、ウクライナ、ロシア、OECD、新ロシア派のウクライナ東部2州の代表が集まり話し合いを始めると発表した。そのこと自体の意味は大きい。」とロシアRTRが珍しく前向きなトーンで伝えていた。ポロシェンコ、ウクライナ大統領による和平計画の具体的進展が期待される。

アリューシャン列島での地震については日本時間朝7時半放送の米ABCがトップで取り上げ身近な問題として報道した。「アラスカ、アリューシャン列島で大きな地震が発生しました。津波の心配があります。アメリカではカリフオルニアが地震発生危険地域とされている。しかし、過去のデータでは実はアメリカの地震の半分以上はアラスカで発生している。オレゴン州でも多い。注意が必要だろう。」と警告していた。ただ、その後のNHK/BSのニュースでは日本では津波の心配はないと解説していた。アリューシャン列島でも今回ロシアに近かったがロシアRTRは報道なし。特別のニュースとして「ロシアは現在、深刻なエンジニア不足に見舞われている。早急に抜本的対応を迫られているとしてプーチン大統領が「エンジニアはかっての名誉と栄光を失った。エンジニア専門の学校の卒業生の多くが銀行員や一般職を希望する。たとえばダイヤモンドの鉱脈が見つかっても技術者がいない。このような現象がロシア全土で起こっている」と話す様子をテレビ画面に映していた。

週明け23日、NY市場は、7連騰の後、材料出尽くし感の中、NYダウは、9ドル安、16,937ドルで取引を終えた。24日朝6時台放送の米ブルームバーグ出演の投資会社CEO,MarkNewton氏は「本来4~5月値崩れを起こして当然の時期だ。史上最高値を更新、6月に入ってからも2%も値上がりした。この先調整にはいるだろう。」と警告していた。
この日5月米中古住宅販売高が予想を上まわったが市場は反応しなかった。10年物米国債リ利回りは2.626%へ上昇した。NY外国為替市場では、1ドル=101.89~92円、1ユーロ=138.60~67円で取引された。NY原油(WTI)は小幅安のバレル106.10ドル、NY金は小幅高のオンス1,318ドルだった。NHK/BS「経済情報」出演の三井住友銀行、山下えつ子氏は「この日は取り立ててニュースがなかったことから利益確定の動きが出た。26日発表の個人消費支出データ待ちの状態だ。」と解説していた。当面の為替見通しについて朝5時45分からのモーニングサテライト出演のシティバンク銀行、尾河眞樹氏は「大きな流れとしてはドル高円安の傾向は変わらないだろう。」と解説していた。

「ワールドニュース」は「ワールドカップ」放送の裏番組。それが日本の現実である。(了)

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