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安達貞至氏(ヴィッセル神戸相談役)大いに語る(スケッチ&コメント)

2014-06-29 21:04:55 | スケッチ


安達貞至氏(ヴィッセル神戸相談役)大いに語る

江嵜企画代表・Ken


中学同窓のTさんからヴィッセル神戸相談役、安達貞至氏のトークショーが6月28日、午後2時から「海外移住と文化の交流センターである。時間があれば、いかがですか、と声をかけられ、楽しみにして出かけた。会場の様子をいつものようにスケッチした。

トークショーは安達氏が、聞き手、三田征彦氏(移住ミュージアム企画委員)の質問に答える形式で進められた。「ワールドカップ一次リーグで日本チームは敗退しました。ご意見を聞かせてください。」といきなり来た。

「ワールドカップは文字通り国同士の戦争。甘いものではない。日本チームには戦うという雰囲気づくりができる選手がいない。4年前と比べて日本の力は上がった。他の国はその上を行っていた。このメンバーでは一次リーグ突破は難しいだろうなという思いでいたら、その通りの結果になった。ザッケローニ監督は、日本は世界に通用するといっていた。わたしはそうは思は。あまりにも力が違いすぎる。」と答えた。

次に、「日本が勝つためには、何が必要ですか」と聞いた。「ゴールハンターというか、何が何でも点をとってやるんだという選手がいない。しいて言えば大久保義人か。日本選手はトップスピードが世界と比べて違う。タイミングよくパスを流す選手がいない。日本は陣取り合戦をやっているだけだ。」と答えた。

「次のワールドカップまで4年ある。ゴールハンターを育てる具体的な策はありますか。監督を誰にするとか。何か。」と聞いた。「日本人は、ボールへの執念が欠けている。パスをつなぐときに、頭に当たるにはどこに持っていくといったところで、レベルが低い。繰り返し練習する以外ない。」と答えた。

日本チームの次の監督について安達氏は「具体的に今はない。ドイツ人の監督にやってほしいなと個人的には思う。日本人の気質にも合うのではないか。イタリア人とドイツ人とは違うような気がする。日本人では、いないが、しいて言えば、岡田だろう。」と答えた。

「南米の選手にびっくりするようなことをする選手がいます。子供の時から身に付けているのですか」と聞いた。「彼らはリズム感がいい。関節がやわらかい。筋肉が柔らかい。子供の時から自分でボールを触っている。中学から教えたのでは遅い。それに今の日本の子供は練習しない。」{中略}

「釜本選手について何かお話ししてくれませんか」と聞いた。「彼は一度ヘディングのやり方をブラジルの選手から盗んだら、繰り返し繰り返し、毎日練習していた。彼は天才というが、自分はそうは思はない。本当によく努力していた。彼は負けず嫌いだった。釜本に、どうだった?と試合の後聞いても、ぷんと顔も見てくれなかった。その釜本にある時、どうだった、と聞いたら、こちらを向いて、一言、ダメでしたと言った。ああ、彼の引退が近いなと感じた。その通りになった。」という話が印象的だった。

印象的な話として今一つ拾えば「ストライカーがゴールキーパーを育てる。ゴールキーパーがストライカーを育てる。」安達氏は「野球で言えば、優れたピッチャーが優れた打者を育てる。優れた打者が優れたピッチャーを育てる。あれと同じです。」と例えた。安達氏はヤンマーでの選手時代ゴールキーパーだった経験から出た言葉だろう。

1時間半近いトークショーを紙一枚にとても書けない。Jリーグ創設時のいきさつ、W杯挑戦の歴史、ネルソン吉村、ラモスなどのブラジル選手、三浦知良のことなど興味深いエピソードを聞くことができた。W杯優勝チームのアンケート用紙が配られた。当たれば賞品が出る。安達氏は「ブラジル、ドイツ、オランダ、アルゼンチンが準決勝に残ると大胆予測していた。ブラジルとアルゼンチンが決勝戦で当たれば、それは大変なことになるだろうと話された。

『海外移住と文化の交流センター』{078-230-2891}1階特別展示場では7月15日まで「日本サッカーをW杯に導いたブラジル日系選手たち』特別展が開かれている。月曜は休館だが、最寄にお出かけの向きはお立ち寄り願えればありがたい。(了)


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