グラジオラス&キキョウ競演
江嵜企画代表・Ken
イラク情勢緊迫、ウクライナ東部は戦争前夜、東シナ海、南シナ海
いたるとろころで騒然としてきた。その中、更地の花たちは人間様の
愚かな営みを知ってか知らずか楽しそうに咲いている。
グラジオラスは球根を植えて今年で3年目になる。キキョウは確か5～6年
いや、もう少したっているかもしれない。今年もキキョウは5月半ばから咲き始めた。
グラジオラスは少し遅れてここ数日でまるで遅れを取り戻さんとばかりに順番に咲き始めた。
下草を取ってやるのが日課となっている。きれいに咲きましたねと通りから
声がかかる。手を止めて花談義が始まる。水やりが十分にできない。花たちも
そのあたりを心得てか、自分なりに水源を求めて、他人任せにできないとばかり
しっかりと根を地中深く伸ばすのかもしれない。生き生きしている。
幸い神戸も6月に梅雨にはいった。雨上がりのあとは特に生き生きしている。
３～4日ほど前に鉛筆デッサンしていた絵を昨日、自宅で彩色した。紅葉葵も
おっつけ咲いてくるだろう。むくげも負けじと小さなつぼみをつけ自分の
出番を待っている。
また雨ですね、というのは人間様の世界。花と会っていると地球の喧騒を
忘れる。人間とはなんと浅はかな生き物だろうと花たちは心の中で思って
いるに違いない。(了）
